崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「鼻にかけると鼻飾り、耳に掛けると耳飾り」

2018年02月07日 05時53分21秒 | エッセイ

 日本の寒波、暴雪のニュース、寒波の中でのオリンピック、台湾の東部花連で大きい地震があったという本日のニュースを聞き、台湾の友人、知人を思いめぐらし、考える朝の始まりである。オリンピックの政治問題は常に注意されながらも強化している。国家間競争のゲームが面白いところでもある。米朝関係の緊張関係から生じた南北合同チームが劇的にでき、統一を悲願とする半島の夢が叶うかもしれない。昨日北朝鮮の万景峰92号が韓国の東海港に着いた。私も乗ったことのある大型客船である。韓国には反共法が存在する。それに反するが「例外」だという。偉人は法律を超えて大きい業績を残すかもしれないが、人気大統領も後に問われるときはその法律が足鎖になるかもしれない。「鼻にかけると鼻飾り、耳に掛けると耳飾り(코에 걸면 코거리, 귀에 걸면 귀거리)」という重大な価値観や法意識の乱れになるのはどうするのか。広い見識のある指導者が欲しい。世間の人気や噂に敏感な参謀たちの顔が浮かんでくる思いである。
 元フジテレビアナウンサーの有賀さつきさんの死に方を考える。「急死」と報じられているが本人は死を覚悟して終結をきちんとしたことに注目したい。入院中、看護師に向け「娘のことが心配」などと語りながら死後のことを整理するなど終結をして、病名など死因を家族にも秘密にして亡くなられた。とにかくきれいに整理して死んだ例である。なぜ死ぬ前に死を認めたのか。宗教とも関係があるのか。死後観はあったはずである。私は死んだ後も何らかの形で家内などとコミュニケーションができると信じている。人は死んでもいろんな人の心に生きる、それが私の死生観でもある。

 
 
 

最新の画像もっと見る