崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

バスの中の美談

2007年09月19日 06時40分29秒 | エッセイ
 午後4時28分の時間に合わせて早足で歩いてから、15分も遅れたバスに腹を立てて乗った。次の停留場の人がバスが来ないかと心配したと運転さんに言ったら彼はお詫びしながら自分も休みなのに走りっぱなしで一所懸命にやっていますと言いながら対話をして、その客が丁寧に挨拶をして降りた。そこで男子高校生たちが数名乗り、高齢のおばあさんがバスになかなか上がれない状況であった。それを見ていた乗客たちの中から50代とみられる男性がその高齢者のおばあさんを助けてあげて椅子に座らせたが不安定なので横に座って支えていた。降りるときは運転さんが前のドアでもなく乗車のドアで下りるようにした。運転さんはそのおばあさんの降りることを見て「われわれ皆順番待ちだから」といった。乗客皆、特に高校生たちに良い教育の現場だったと思った。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿