崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「山所」の草取り

2008年08月30日 06時28分14秒 | エッセイ
 韓国のお盆ともいえる「秋夕」が近いたので墓「山所」の草取りが行われる。私の両親の墓は姉など近い親族で墓掃除をしたというメールが来た。「山所」とは韓国語では墓のことである。私の門中(親族)は先祖代々の共有の山を持っていた。その山と先祖の墓を守っていくのが個人であり、門中であった。門中の代表は本家の長男すなわち「長孫」である。しかしわが両親の墓がある山が開発のために破壊される危機にさらされた。そんな時それを守るべき人、「長孫」が山を密かに自分のものに登録し、いわば横領したのである。彼はその山を開発して高く売りつけようとして墓を処理しようとしたので、伝統的に法律的に登録されず共同所有であったものを彼が自分の所有に登録したことが発覚した。親族がそれを門中に戻す裁判をかけたが時効などで負けてしまった。私は墓に関しては風水信仰をもっていて墓を守ろうとする自分の信仰を確認する契機にもなった。
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