崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

書店廃店

2016年03月04日 06時01分45秒 | 旅行
昨日は朝8時前から研究室へ、午後6時半に退勤した。アジア向け公開講座のプログラムを完成させた。それには留学生の林さんに大きく世話になった。彼の帰国までの期間が1か月しか残っていないということで今から寂しく感じる。私は若い時から多くの助手役の学生を持ったこと常に幸せと思っている。遅い昼食は家内の運転で、林さんと一緒に王将で酢豚などで済ませ、いつものように本屋とビデオショップへ寄った。しかし、廃店となっており怪物のような建物として立っている異様な感がした。町内の書店が閉店廃店が続いている。本の原稿の校正や後書きを書いている中、自分の仕事や使命と矛盾するような気がした。
 しかし午後から研究所発行の東亜叢書1のデザインに取り組んだ。主役はやはり林さん、礒永、李良姫、倉光なども加わって助言、いつの間にか座談会式の研究会のようであった。大学は春休み、学生や教員は見あたらない、より広くより静かに感じた。我がグループはこのような時にその空白や余白を埋めているようである。眠っている時でも肉体は成長、社会は変化する。空白はただの空しい空間としてはもったいない。行動することによってそこに実りにつながる人生の歩みを入れることができる。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿