崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

下関朝鮮学校の学芸会

2006年02月27日 07時10分13秒 | エッセイ
 昨日10時から下関朝鮮学校で行われた学芸会を参観した。今年5人の卒業生を出すという。これは少子化と在日の縮小化を象徴的に表す。しかし学芸会はすばらしく、活気に満ちていた。100%朝鮮語で行われた。隣に座っていた山口総連の委員長は学生が一人残っても今と同様の費用がかかっても頑張るという。彼らはこの学校を通して「在日を生きる」という基礎を作っている。その道は狭く険しいかもしれない。しかしその役割は大きい。日朝間の挟間で厳しい、惨めなことではなく、二重の文化を持っている素晴らしい橋渡しの役割がある。彼らには二重、三重の努力が必要であろう。それでもこの子供たちに期待している。

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