崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

慰安婦

2020年05月12日 22時37分26秒 | エッセイ

 私のアジア文化・言語論の第1回「アジア歩き How to walk on Asia」に2年生留学生(?)からのコメントを全載する。


今回の授業では宗教と文化を見る観点の2つについて説明しました。文化を理解する観点は絶対文化と相対文化に分けられます。絶対文化は他国の文化を理解するより絶対的な規則で、"これは良い文化だ"、"悪い文化だ"を区別しますが、相対文化は状況やその国の文化に配慮してその文化を評価します。
私は絶対的な基準よりは彼らの文化を尊重して配慮してくれる相対文化がもっと良いと思います。
 絶対的な基準でその文化圏の食生活や生活方式を非難するようになればに逆に考えて私の文化も尊重されないかも知れないからです。昔のように全世界の人々が他国の人々を敵と見なして戦うより皆が協力しながら発展する世界になったから他方を無視するよりは理解する方がもっと役に立つと思います。
 世界的に様々な宗教がありますが、私たちがよく知っていて、周りの人たちが信じている宗教があるだけでなく、見慣れない宗教や私たちが理解できない宗教もあります。宗教も文化のように他の宗教を尊重・配慮し、無条件的な批判はしてはいけないと思います。私は今信じている宗教はないですが、他人の宗教を無視したり非難したりしたことはありません。無駄な戦いを起こすより、一つずつ他人を理解する姿勢が最も重要だと思います。
 授業のテーマと内容は気に入っていますが、私のパソコンの問題かもしれないですが、途中途中から映像が切れ、スライドにさらに集中するようになりました。この点が補完されたらもっといいと思います。

私のコメントは

とても良いコメントありがとうございます。相対的価値観は私の今度の講義のポイントであり、突っ込んでより深く考えていきたいです。問題は多文化を尊重することは良いが子供の虐待、慰安婦など人権問題はどうすべきでしょうか。特に外交問題になると内政干渉とかトラブルになりますね。どうすべきか簡単ではありません。議論できてよかったです。早く教室で議論したいですね。。

 


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