崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

クリントン氏の訪朝

2009年08月05日 06時25分57秒 | エッセイ
 元大統領のクリントン氏が北朝鮮に拘束されている米国人女性記者2人の解放交渉のため、訪朝し、2人が解放され、クリントン氏に引き渡されるという。金総書記はクリントン氏訪朝を歓迎し、米朝対話に本格的に乗り出した。今度のクリントン氏の訪朝は画期的である。アメリカの政治家の動きによる外交として評価したい。6カ国協議も必要であるが、私は官僚たちの会議には成果をあまり期待できない。特に日本の官僚による外交成果は想像しにくい。
 先日アメリカ人の政治評論家が毎日新聞に寄せた論説で「日本の政治家には外交力がない」と述べたことに同感である。日本では共産党もあるが北朝鮮とのチャンネルは持っていない。日本のマスコミは主にソウルの通信を使い、北朝鮮問題では決まったように静岡県立大グループなどの話を聞いて終わる。「多チャンネルではない」、「融通性のない」日本の政治外交には失望している。アメリカの政治外交家の動きを見てほっとする人は私以外にも多いだろう。

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