崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

堀研画伯夫妻来訪

2012年01月20日 05時07分48秒 | エッセイ
 韓国の広島から副領事を迎えたら私の研究室が小さ過ぎと驚いていた。なぜであろうか。彼は韓国の総長室のように雄大な事務室と想像したかもしれない。つづいて広島市立大学教授の堀研画伯夫妻がわざわざ広島から訪ねてこられて学部の日本宗教史の講義を聴講したいというので遠慮していただいて講義後研究室へ迎え話を楽しんだ。巨文島の日本村に生まれ育って、現在下関湯玉居住の堀麗子氏の長男である。彼の弟の晃画伯ともに有名な画家である。彼らの展示会には広島と東京などで参観したことはある。しかし、対面の覚えはないが親しい親族に再会したように親しく感じた。堀研氏は下関の医師の倉光氏、東大の文化人類学者の山下晋司氏などと下関の西高校の同級生であり、私は3人とも知り合いになっている。
 話は韓国巨文島へ伸びていくのは自然であった。夫妻は巨文島を訪ねて行ったといい、写真で確認できた。その時小学生の娘が書いた旅行記を見せてくれた。そして私の編著である『日本植民地と文化変容』を持ち出してサインを求められた。そこにその娘の話を書いてあるところを母親が示した。その娘が京都の国際日本文化研究センターの博士であるという。その家の伝統や家風が強く感じられた。私の人脈がまた広がっていくのである。写真は桜を描いた堀研画伯である。

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2 コメント

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Unknown (ショウナン)
2012-01-20 09:00:56
山下真司か山下晋司か、ちょっと違う違う気がしますね。
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Unknown (崔吉城)
2012-01-20 12:05:16
 ショウナン様、有難うございます。
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