崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

教会の生け花

2008年09月29日 07時01分22秒 | エッセイ
 昨日は教会の生け花の当番で会った。私も家内も花を買う暇がなかった。朝になって、唐戸市場は早朝開くと思って行ったが花屋さんは閉まっていた。数か所を確認したが買えるところがない。ロシアでは花屋は24時間開店していることを思い出した。日本でも都会では花売り自動販売機もあるが、ここでは花より団子というところである。あせてしまって家内の車を走らせて教会の庭に咲いている赤いバラと名前も知らない薄茶色の花、そしてソテツの葉、金柑の枝を切ってきて生けた。以外に満足するほどのできばえである。評判を得たのはもちろんであった。
 教会に生け花をするようになったのは西洋のキリスト教会にはない日本的なものである。仏教的には花や造花を供え物として捧げるが、キリスト教会では生け花は飾りである。西洋の教会から音楽が生まれたように日本では仏壇に花を生けるなどから生け花という芸術が生まれたのである。私は教会や学会などに生け花の当番をしながら神とともに信者たちと交流するのである。そして社会に美しいメッセージを送りたい。

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