名古屋からの帰路は新幹線ヒカリとゴダマであった。高齢者割引ではのぞみは乗れない「望がない」からであった。ヒカリは便数も少なく、のぞみの通過待ちが多く、全6時間以上もかかった。しかし、ゴダマは車両内部構造を改良してスペースに余裕があり読書と作文ができて良かった。新下関駅には友人のタクシー運転手の青木氏が待っていた。彼は座ってする仕事なので運動をしなければならないと言いながら、野球をしてきたという。私も長く新幹線で座って来たばかりであり、私自身も座ってする仕事が多い。95才まで生きていらっしゃった私の恩師は一生座っている生活パターンであった。私は学者の基本姿勢として根気よく座ることであると学生たちによく言っている。私が車内読書が可能になったのは大手術以後のことである。昨日車内読書で夢中になった本はアメリカの韓国慰安婦出身の女性たちに関するものであった。新しく出版準備中の原稿の参考にしたい。JI-yeon Yuh, Beyond the Shadow of Camptown: Korean Military Brides in America ©2002,New York University。
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