崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

チベット反乱

2008年03月15日 06時43分16秒 | エッセイ
 私はチベット反乱の一年後ラサを訪問したことがある。そして中国がチベットと和解を宣伝するような中国の将軍とチベット指導者と一緒に立った銅像の片方(中国)がチベットの住民たちによって壊されたものを見たことがある。中国の大国主義は実は武力によるものが多いと感じた。「天安門事件」のような運動が武力によって制圧されて中国の民主化は遠くへ行ってしまった。法輪功の信者たちの抵抗も武力に制圧された。
 韓国の民主化を体験した私としては中国の民主化への制圧に失望するばかりである。今朝のNYタイムズによると今週の月曜日のデモで600余名のラマ僧が逮捕され、金曜日(昨日)に2人が死亡したと報じている。中国がオリンピックを契機に国家を宣伝しようとしたが、逆に空気汚染、食品衛生問題、民族差別などをさらすことになるだろう。中国からの留学生たちから大国主義は感じても民主主義は感じられない。その教育はほぼされていないようである。私は経済発展より民主化が先行すべきであろうと思っている。

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