崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

臥薪嘗胆

2005年09月14日 07時32分07秒 | エッセイ
 臥薪嘗胆という言葉を日本では初めて聞いた。私は大学入試のために暗記した言葉である。今度の選挙で惨敗した民主党員の口から出た。中国の故事語としていつも薪(たきぎ)の上に寝て身を苦しめ、恥をそそごうと苦い胆(きも)を嘗(な)めて報復の志を忘れまいとしたという意味である。「失敗は成功の母」といってもその時の気分は決して嬉しくはなく、いわば不幸な心であろ。そこで自己分析が必要であろう。マスコミが注目するほどのキャッチフレーズも出さなかったのに勝つと思うのは政治の未熟さである。それでは苦い胆(きも)を嘗(な)めるしかない。「民心が天心」といわれるが、「民衆は愚民」つまり「おろかな民」とも言われる。野党は愚民政策を立てるべきであろう。

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