崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

国連総会

2018年09月26日 05時44分28秒 | エッセイ

 拙著『韓国の米軍慰安婦はなぜ生まれたのか』の英訳The Origins of the US Army's Korean Comfort Womenはまだ紙の出版ではなく、ネット上読めるところに留まっている。英訳中の方に期待している。先日その訳者の世界出版の茂木弘道氏に会って嬉しかった。もう一冊『朝鮮戦争で生まれた米軍慰安婦の真実』では朝鮮戦争を始め韓国の戦後史を書いた。日韓を往来しながら生きる、日韓関係に翻弄されてきた人生についても書いた。
 国連総会で日韓首脳が会ったが、文氏は慰安婦の同意には触れないと言ったという。日韓関係はそれ以上悪くも良くもない。禁じられた王国の北朝鮮が東アジアの政勢を一変している。対話路線に転換させたトランプ氏、彼に感謝したい。悪口や脅迫の言葉から誉め言葉へ、「交渉」の成果である。そこに金氏が対応、文氏も登場した。一般常識では首脳とは水面下の交渉の成果の上に署名、サイン、宣言、儀礼などをする。今トランプ大統領は中国の習近平氏へ向けて対置している。水面下から水面上まで失敗も成功も見える。アメリカのメディアはほぼ悪口を言っている。それが日本のメディアに影響している。