崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「板門店宣言」

2018年09月12日 05時55分30秒 | 講義

 日韓親善協会の友松会長が訪ねて来られた。来週から始まる「楽しい韓国文化論」の打ち合わせのためである。7年目、一緒に考え、一緒に旅をする。「楽しい」が全部である。韓国が対象で何が楽しいかと、聞かれるかもしれないが講座は続いている。韓国というよりわれわれの友作り、友情を深めることが楽しい。その最初の時間、私が板門店について話題を提供する。数年前ソウルから板門店へ、平壌から板門店へと同時期に訪問した話から始め、その映像も見せる。板門店はトランプ大統領の影響により文と金の首脳会談で朝鮮半島の南北関係が和解ムードになっているところである。昨日韓国政界では「板門店宣言」が行われた。南北が協力して共同開発をするという話である。日露でも北方4島の共同開発に話が進む。私は東アジアにおける非国際化を残念と思っている。関釜から旧満州、シベリア、そしてヨーロッパへと陸路で繋がる時代を望んできた。もしかしたら実現されるかもしれない。