崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

光市 市長

2010年07月17日 06時20分05秒 | エッセイ
 先日光市伊藤公資料館に資料を求めて行ったが協力が得られず残念に思い、光市市長へ今後、協力してほしいという意味でメールを差し上げたところ丁寧な返事が来たので素晴らしい市長の市政への態度に感謝を込めて、一応私信ではあるが、他の市長にも模範になると思い、ここに紹介する。

 光市長の市川でございます。崔先生には、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。さて、過日は学術研究のために、遠路伊藤公資料館にご来館いただいたにもかかわらず、職員の気配りのない不誠実な対応により大変不愉快な思いをされたことに対し、誠に申し訳なく深くお詫びを申し上げますとともに、職員には厳しく指導をいたしました。
 申すまでもなく、伊藤公資料館の目的は、伊藤博文公が残した功績を収集した資料等を公開することにより、多くの方にご来館いただき、本市が伊藤博文公の生誕地であることを、伊藤公資料館ともども広く国内外に情報発信することでございます。
 こうした目的をしっかりと踏まえ、場合によっては写真撮影等をご遠慮願うこともあると思いますが、先生のご研究のような場合には、むしろ積極的に資料を提供すべきであると考えております。
 職員には、常日頃から、誠実で親切な応対、また、場面に応じた適切な状況判断を心がけるよう指導しているところですが、このたび先生からいただいたご指摘を機に、今一度、職員一人ひとりに対し、来訪者の立場に立ち、真心のこもった応対を心に留めて業務にあたらせるとともに、伊藤公資料館については、より魅力ある施設とするために、管理運営のあり方を見直すよう早速指示を出したところです。先生には、ぜひともまた当館にお立ち寄りいただきますよう、お願いする次第でございます。なお、その際には、予め教育委員会文化・生涯学習課(℡0833-74-3607)までご一報いただければ幸いです。
 末筆ながら、先生の今後ますますのご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。光市長 市川熙