崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

祝辞

2010年04月11日 05時14分44秒 | エッセイ
 昨日東亜大学の新学長就任式があった。櫛田新学長は3ページにわたり大学ビジョンについて語った。市民、教職人、学生向けの協力も呼び掛けた。その後祝会も合わせると十数人の祝辞が述べられた。大学時代の「スピーチ論」講義で行った三分スピーチのコンテストのようなものであった。
 祝辞は簡単でありながら難しい。祝辞とは短く、メッセージがあり、相手を上手く誉めるものであり、自分の自慢話になってはいけない。中尾友昭氏は本大学のOBと下関市長として大学の発展、野村忠司氏は地域文化と国際化などについて述べられ、印象的であった。中には祝辞でもないような訓戒調のスピーチもあった。祝辞から人格も読み取れる。社会や人に肯定的な人からは人を誉める真心が表れる。
 私は結婚成立の宣言と祝辞を述べる、多くの結婚式の「主礼」を行った。そこには新郎新婦の、人生の出発点、これからの相手へ希望を持たせるメッセージを述べた。私はふたりの幸せを願い、真心から祝福のことばを述べてきた。西洋では神が我々を祝福しているという。God bless you!