昨日2008年2月2日「毎日新聞」山口版に拙著エッセイ集の『下関を生きる』が私の写真と共に掲載された。下関には地方新聞より中央新聞の普及率が高く、特に「毎日」が多いという。先日私は満州から引揚げた大連神社の100周年行事に調査に行った。終戦後の植民地から引揚げてきた文化の状況を知るために観察した。その時毎日新聞社から2人の記者が取材に来た。意外にも他の新聞社からはいなかった。私は地域文化、生活と密着した行事などに積極的に取材している新聞社が読者を多く持つことを感じた。戦争名残などには関心がないと思うかも知れない、また一方ではその歴史は近い日本の生きている歴史であるとも思われる。新聞社の問題意識が異なっている。問題意識を持っている記者はよく取材に歩く。私も文化人類学者として研究調査などで世界をよく回ってきた。その点において刑事や記者とも問題意識と行動力が類似している。その問題意識と行動力が出遭ったことがこの新聞記事である。ご笑覧いただきたい。
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20080202ddlk35040212000c.html
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20080202ddlk35040212000c.html