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飴山實を読む(89)

■旧暦10月21日、火曜日、

(写真)石蕗の花

5時半に目が覚めたので、早朝から、アファナシエフの翻訳を行う。今日は、晴れているので、シーツを洗って干せるのが嬉しい。叔母に子どもがいないので、遺言書を書いてもらっていたのだが、数日がかりでやっと作成できた。公証人役場に作成してもらうと、相続額にもよるが、数万かかる。書類一つで数万である。経費の内容を問うたところ、法律で定められているという。いったい、この法律は、どういう合理的な根拠に基づくのだろうか。しかも、提出書類は、各方面から集め、作成しなければならず、膨大な数にのぼる。高齢者に自筆で公文書を書かせるのは、負担が大きく、忍びなかったが、あとのことを考えると、致し方がない。司法や行政というのは、物象化や疎外の一形態という気がしてならない。




かんゝと竹たふしをる薄暑かな
  『花浴び』

■竹を倒す音が竹林の奥から響き渡ってくるようだ。竹を切ったところから初夏の風が生まれて、こちらに吹きわたってくるような清々しさがある。「薄暑」という季語の働きで、竹の涼風をかすかに求める心が表現されているように感じた。



Sound and Vision

Glenn Gould Brahms Intermezzo No.2 Op.118



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