goo

フランス語の俳人たち:Bill Bilquin(7)(8)

■旧暦5月23日、月曜日、のち

(写真)立ち葵とレンガ橋

夜、白雨である。季節が前倒しの感深し。とくに何するでなし。仕事。水羊羹を食す。夕食を作る。風呂を沸かす。夕立の後、川の匂い立ち籠める。気分転換に寝転がって李賀を読む。どうも腹が出て困る。二人に言わせると、ぼくの早食いが元凶らしい。噛む回数を増やすかね。




sur l'écran télé
un jeune enfant prend un zèbre
pour un code-barres


小さな子どもが
テレビのシマウマを
バーコードと間違える


■わーバーコードそっくりだあ。くらいのことは言ったのかもしれない。喩としては、陳腐だと思う。


tendre nuit d'été
une comète sur ma tête
c'est une luciole


優しい夏の夜
頭の上をすっと流れ星
それは蛍


■ちょっと作りすぎじゃないか、と思った。比喩を多用するのは、詩的伝統かもしれない。俳句と詩の境界が日本ほど明確ではない印象がある。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« フランス語に... ドイツ語の俳... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。