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往還日誌(110)






■11月21日、火曜日、快晴。京都の御所北東の夜の道。

午前中、仕事。午後、午後2時の会。夕方から京都へ移動。

東京駅で、焼き鯖寿司と、崎陽軒のシュウマイを買って、のぞみ車中で食する。焼き鯖寿司は弁当の中では、旨い方なのではなかろうか。

第4詩集『20の物と2つの場の言葉』の奥付を2024年3月3日とすることとした。第3詩集に合わせた。発行は、2月下旬くらいになるだろうか。あとは、第5詩集に向けて、ひたすら、詩を書いてゆく。

京都に出発する直前に、「GAZA―――今ここに『ある』こと   場の言葉4」に手を入れて、ver.3とする。無力である。その無力という力を陰画のように詩にするしか、今はガザに触れられない。





GAZA―――今ここに「ある」こと   場の言葉4




月は眠らない――GAZAは眠らない(海も陸も敵意に満ちてゐる――止むことのない瓦礫の崩落――空はひとつの偽りである。


月の光の中で、面のない人形たちが群れている。GAZAに言葉は届かない――悲鳴はいつも緑の箱の中に隠されている。


言葉を――透明な膜がかかった言葉を――ナイフで切り出す、
痛み――血――詩――もはや、それはひとつの翳りである。


――今ここに「ある」こと、
今ここに「ある」ことでGAZAとつながる――、
まだ、雪は降らない、まだ、月は上がらない。


私であることで「死」とつながり、
私があることで「生」とつながる。


hic et nunc hic et nunc


光であれ――――雪の、月の、



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