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往還日誌(179)






■7月14日、パリ祭、雨。

家族が週末居ないかったので、植物の水遣りや掃除、風呂洗い、食事の用意など。

午前中、涼しい風が吹いていたが、午後から雨で蒸し暑くなってきた。

午後から、上野の森美術館へ、石川九楊展へ。この展覧会は、一期が「古典篇」、二期が「状況篇」と分かれている。

両方行くつもりでペアチケットを買ったが、多忙で、「古典篇」は行けず、今日、ようやく、「状況篇」を観ることができた。

印象的だったのは、9.11や3.11をテーマにした書――もはや書ではなくカンディンスキーやクレーの絵画を見るような感じだった――や、吉増剛造や田村隆一の現代詩、親鸞の歎異抄などの書だった。

河東碧梧桐の俳句109句に書をつけたシリーズもあったが、この書は、グラフィック・デザインに近く、あまり印象に残らなかった。

逆に、碧梧桐の句が強く印象に残り、碧梧桐を再発見したような気分となった。

上野までの車中は、『数学セミナー』6月号の微分特集を読む。一回目を読んだときには、まったく、基本事項を忘れていて、基本書を読んでから、再度、この雑誌を読んだ。以前より、頭に入った。

帰宅後、ただちに、夕食を作る。

夜は、きのうのルソー読書会のまとめとニコの仕事を行う予定。

私が現在、思索している『社会操作論』の中核に、ルソーの『社会契約論』と『エミール』が入ってくることがほぼ見えてきた。

7月下旬から、某雑誌において、『社会操作論』の連載を行う予定なので、気合が入っている。



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一日一句(5301)







干からびてかつて蚯蚓でありしもの






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