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往還日誌(175)






■7月3日、水曜日、曇り。

10時少し前に、エアコンの掃除の業者氏が二人で来訪。今は、エアコン寿命は、10年という。このエアコンは12年経つので、寿命は来ている。ひとしきり掃除作業を終えた業者氏に、汚れの程度を聞くと、汚れてはいるものの、コテコテということはないとのことだった。外側などはきれいな状態だという。

これは意外だった。12年間、掃除していないように見えたので、コテコテかと思い込んでいて、夜間、つけっぱなしにしておくのも、ためらわれた。

なぜ、きれいなのか。いわゆる掃除機能はついていない。エアコンは、夏だけでなく、冬場は、唯一の暖房器具ともなるので、使用頻度は激しいはずなのに、である。

今、思いつく仮説は、この12年間、3人から6人の学生が借り手で(4年間借りるパターンと2年間借りるパターンを考えると)――ただし、昨年は中国語の大学の先生が借りていたことはわかっている――、夏は夏休みで帰省し、冬は冬休みで帰省したというものである。

要は、私が考えるほど、エアコンの使用頻度は高くないのではないかという仮説である。

もう一つは、あまり、考えられないが、このエアコン・メーカーの日立が、飛びぬけて優秀だというもの。可能性はないことはないだろう。確かに、夏冬の効き目など、たいへん優秀なエアコンではある。しかし、優秀な空調性能と、埃やカビがつかないための掃除機能、そもそも、それがないように見る――は、とりあえず別だから、釈然とはしない。

この謎も、何かのきっかけで解けるときが来るだろう。

それほど、ヘビーな汚れではないので、30分足らずで終了。

「コテコテに」という懐かしい関西弁をきょうは耳にした。

ロミーが、A4で9頁にも及ぶ、詩を10篇、送ってきてくれた。

読み解くのは楽しみだけれど、あまり時間がない。

いつも個人誌を送ってくださる伊勢崎市の柳沢さんが、京都にも送ってきてくれた。

熟読する。





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一日一句(5290)






夏の蝶高き低きを舞ひにけり






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