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往還日誌(17)







■きょうは、立春らしい佳い天気だった。

「りんごシナモン」の昭和の味が好きでよく買う。ケーキ屋さんは、売り方に商売のコツがある。それは客から見て、もっとも大きく、もっとも美味しそうに見えるケーキから、選んで取り分けてゆく、というコツである。お客さんには、満足感と特別感が与えられ、店側は、リピートを期待できる。なんでもないようだが、これが逆の場合を想像するとよくわかる。一番小さいもの、つまり、店にとって、早くさばきたいケーキから取り分けてゆくとしたら――なんてケチな嫌な店だろうとお客さんは思う。ところで、最初のケースは、常に、ケーキの中でベストを選ぶことになるので、だれも嫌な思いをしない。

初めてPayPayで支払った。店側の都合で、バーコードリーダーとスキャンの2種類の情報の読み取り方があることを知った。

天沢退二郎の『帰りなき者たち』を何篇か読んだ。



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一日一句(2897)







立春やこころ異なる日の光






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