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フランス語の俳人たち:Silvaine Aravo(7)

■旧暦3月1日、金曜日、

(写真)黄水仙

今日は、朝から、介護保険法の3年ごとの見直しに伴う料金変更について、ケアマネから説明を受ける。このケアマネは、すぐに、デイケア・デイサービスに行かせたがる。当人にその気がなくても、である。厚労省の通達と程度の低い政治的な意図があるのだろうが、そういう画一的なシナリオを捨てて、個人の志向に合ったリハビリプランを組むように言った(集団でリハビリする刺激と効果もあるのだろうが、なんでも集団でやればいいわけではない。たとえば、風船などを使ったゲームとしてのリハビリもあるようだが、小学生ではないのだ。老人を一人の人格をもち長く生きてきた人間として尊重する発想がない。生産関係を離脱したら、人間は有用性を失い「物」になる(この場合、日本語のモノではなく、thingやDingであろう。VerdinglichungのDingだ)。そんな風潮が社会のどこかにないだろうか。ホームレスや派遣労働者も同じ問題を共有していると感じる)。「訪問リハビリ」というのもあるようなので、その業者リストを送るように指示した。




Être ce passage
Embouchure et océan:
Éclats dans le soir.


この道は
川が大海へ注ぐところ

夕日の中の輝き


■Embouchure et océanは河口と海。アラボさんの俳句は、どれも抽象的で茫漠としているために、焦点が定まらない。フランス語でも、もっと別の詠み方があるように思う。
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