「芳賀ちゃんのオサカナ釣題」…酒、肴、料理、釣り 

元デイリースポーツ記者の日記だよ。

《59》執念の釣りじゃあ…気仙沼大島③

2008-04-05 21:49:29 | 取材関係や釣行ネタ
 気仙沼大島3日目…もう日延べはできない、ギリギリの条件の中で朝5時、迎えの船長が車で休暇村までやってきた。

 風は収まったけれど、多少のウネリと、底荒れが心配。ってか、水温8度では、魚の活性が、どうみてもイマイチだわ。最初のポイント、カキの養殖筏の下、水深30メートルでは、4回も移動したものの、生命体の反応、まるでなし。

 しか~し、苦戦は覚悟の出港だったけど、水深40メートルの、沖の本命ポイントで、なんとか根性で型はみることができましたぞ。

 いきなり、釣ったのは、なんと石橋大阪休暇村センター所長。彼は、20年近く前の若かりしころ、初めの赴任地が、ココ、気仙沼大島なのだ。遊び程度ながら、過去にネウ(アイナメ)を釣った経験がある。その彼の船頭仕掛け(天びん2本針、オモリ12号)の青ムシに食いついたのが27センチほどのネウ。

 とりあえず、写真に収めて、ひと安心。と同時に、ちょっぴりオイラに焦り…。

 石橋所長が船酔いでダウンしたあと、オイラの持参した胴突き2本針、オモリ40号の仕掛けに待望のアタリ。あまり抵抗せず、ただ重いって感じで浮上したのは30センチ級のカジカだ。「鍋にしたら美味いよ」と船長。その船長は、小型のメバルを1匹釣るのがやっとだった。

 オイラは、一回り小さい25センチ級のカジカを追加。

 周辺に遊漁船はいない。はえ縄の漁師船がいたけれど、マダコに小型ネウやカジカなどで、あまり目だった獲物はなさそう。

 あと1週間から10日あれば、水温も上がって、もう少しアタリがあるんだろうが…。

 帰りの飛行機の時間を考えると、海にいられる残り時間は30分ほど。

 もはや、これまでか、と思ったそのとき、オイラの竿先にコツン!と微妙な、か弱いアタリ。ちょっと、送り込んで、聞きアワセすると、なんとか針に乗った。

 ゴンゴンゴン!これだよね、ネウ特有の首振りダンスというか、抵抗感。

 慎重に巻き上げて、水面下に見えたのは、ようやく30センチを超えた感じの本命ネウ!最後の最後に、なんとか格好をつけましたわ。

 休暇村に帰ると、料理長が姿造りにしてくれた。ぜひ、酢醤油で食べてほしいとのこと。ゆっくりはしてられませんでしたが、この時期の脂の乗ったネウに舌鼓。塩焼きもペロリ。

 執念で釣り上げただけに、気分は最高でやんした。ヒャハハ。

 本紙、5月12日(月)付の旅面に記事を書く予定で~す。

 

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