「第9回大阪グレトーナメント決勝大会」が和歌山県那智勝浦の磯で19、20日に開催されますた。
台風なみの強風やら雨で初日は1回戦のみで打ち切り。日曜の最終日に2回戦と準決勝、4人同時の決勝を行う異例の措置。
つか、できるんかいな?って心配ですたが、みんなの祈りが通じて快晴。多少のウネリは残ってますたけんど、やれたわけ。
ヒーローは京都市内で「アンティーク むつみ堂」とゆふ古美術店を営む37歳の上田泰大(やすひろ)さんす。
釣れるグレはさ、この時期は小さめ。20~25センチ級が多いのね。10匹の総重量を競うんで、いかにして30センチ近い良型をひろうかが勝負の分かれ目ですた。
ライオンとゆふ磯での4人の決勝は、40分ごとに釣り座交代の160分。
しか~し、最初の試合が終わって、釣り座交代の移動中に、まさかの大波が一発ドブ~ン。
前年の覇者、兵庫の山田さんと、上田さんを襲ったそう。体は、まぁ無事ですたけんど、上田さんは生かしバッカンを流されなすった。それまで釣ってキープしていたグレは20匹。試合を中断して回収したバッカンの中には、一番ちっさいグレが1匹残っていたとかですが、19匹は逃走。
普通はさ、一巻の終わりだわなぁ。
がぁ、この上田さん、念力があるとかで、どんどんどんどん追い上げる追い上げる。
最後の釣り座で、遠投して大きめのグレを、大接戦の状況の中で数枚GET。これが決め手となり、2位の山田さんに230グラム差つける2440グラムで、大逆転V。地獄から天国へ!
この大会、9回のうち8回は出場なさっているそうっすが、「やっと!最後はハプニングで、精神的にも厳しかったから、うれしさも何倍か...」と顔面紅潮。
3位は実力安定の北紺さんですた。
上田さんは、いっつも、グレはどこにいるか考えている人。脳から糸、糸から針へ念を送り、「食ってくれ!」って。
まさに、大波乱の末に、念力が通じ...。すんごいですねぇ。
まぁ、いろんな大会で、最近は実績残していますから、勝ってもおかしくない腕前なんすが。それにしてもドラマチック。
15歳下の彼女が3キロダイエット、自分はトーナメント優勝。2つがかなったら、賞金30万円で彼女と沖縄旅行!それが実現するわけっす。パチパチ。
てなわけで、このヒーロー原稿は今週の24日の木曜ね。この日は今井さんが海新丸でタチウオ。「おさかなきっちん」はタチウオの骨せんべい。
戻って23日の水曜は、安田さんがヤザワ渡船でタチウオ。西村さんが武庫川渡船からハネ。オール阪神師匠のコラムと...。
寒くなってきますたけど、風邪などひかぬやうに!
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