
まずは、あい!
co-opさんで閉店間際に半額になった長崎産レンコダイ(黄鯛)を、いろいろやって、握り寿司にしてみやした。
完成品ざぁまふ。スダチが敷いてあるんが生、敷いてないのは酢〆の握りね。
笹が冷蔵庫に眠っていたんで、久しぶりに使いやすたよ。
このレンコ、お店としては高値の部類に入る生魚でおますた。

30センチ。税別798円の半額、約400円で購入。
ちょうど台風とかで、良さげな瀬戸内の丸物魚がなかったし、すでに24日の土用の日をあてこんで、鮮魚コーナーには鰻が幅をきかせておりやしたから、この立派なレンコは目立ってますたね。

ただ~し、うろこを引いて、エラや内臓をクンクンすると、お店で見た目、指で触った感じより、かなり身がゆるそう。
実際、内臓はとろけ気味だったから、さばくのは…待った!だわさ。
ただでさえも、いささか水っぽい身。しか~も、長崎から輸送して、お店に並んでの売れ残りの見切り品。普通は、傷みの早いこの夏場、手を出しづらい。がぁ、なんとかイケるやろと、自分の目利きで買ったんですから。この魚、なんとしても、立ち直らせたいのね。ほほほ。。。。。
んなわけでぇ、塩じゃあ!
そうそう、お得意の蘇生塩ね。
さばくだけなら簡単すけれど、頭は落とさずに、最低限の包丁を入れて、洗い水が浸入せんようにエラと内臓を「芳賀ちゃんブラシ」で処理し、一度だけ食塩水でキレイキレイしてさ、ペーパータオルに、しっかり水分を吸わせてとぉ。それから、エラ蓋やお腹の中にも塩、表面にもまんべんなく塩、塩、塩っす。
うまいこと、身を緩くしていた水分が抜けますように!お祈りしますて、ペーパータオルに包んで冷蔵庫に24時間っすわ。

ほい!軽く全体の塩をさっと洗って、よっくフキフキしたらば、さばき開始ね。

三枚おろし。

これは、小骨抜きが楽なように、背から包丁を入れたら、いったん中骨まできて、そっから腹骨の上を滑らせてとぉ…。

こんな感じだわさ。

三枚おろし、できますたぁ。これなら、生食も大丈夫だと思いましたわ。


ここで、マダイ同様に、美味しくいただくために……皮湯引き!そうそう!
身に浅~い切り込みを施し、まな板に皮を上に並べ、ペーパータオルをかぶせ、熱湯をかけまわしぃ…。すぐに氷水へ。
ペーパータオルでしっかり水分をすわせ、アッシは冷凍庫に1分ほどかな。身が締まります。

塩をして、酢〆にしてから握りにするもの、〆ないで握りにするネタ、アラのお澄ましや、いろいろ分けて、再び冷蔵庫へ。

ほんで、できあがり。手前が生。向こうに酢〆の握り。

おかわりちょうだい!

兜の塩焼。

アラ出汁のお澄ましね。アラは熱湯をくぐらせて洗ってから、本チャン煮。日本酒、昆布とお塩しか加えてないけれど、お上品なお味っす。細かく刻んだミョウガに大葉。
んなことで、400円の見切り品だったレンコダイも、ちゃんと食べつくすことができますた。
うんうん!よかよかね!
コメントありがとうね!
うん。お刺身用の包丁は5000円までのでよいから欲しいですわ。お得でっせ。
オサカナはもちろん、トマト、大葉、三つ葉、ネギの薄切りや細切りが綺麗にできまふ。お料理が楽しくなるよ。
砥石でね、そこそこ手入れしとけば、相当な年数もつかも…。
すごいなーって思います。
400円なところがまた良いですね。
見てて、ちゃんとした包丁
出刃とか柳刃とか、揃えたいなーって
自然に思えます。