かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

将来家畜から得られるのは、食物としての肉(モツ)だけでなく、移植可能な臓器もできるかもしれません

2019-07-25 21:40:15 | Weblog
 今朝の最低気温は24.6℃、最高気温は34.7℃、五條市の今朝の最低気温は22.6℃、最高気温は33.3℃でした。今日は文字通り真夏の天気でしたが、夕方17時半頃から雨が降り出し、18時前後に一時猛烈な降り方になって、その後もしばらくしっかりした雨が降り続きました。奈良市のアメダスでは18時の雨量が52.5ミリを記録しましたが、国土交通省の河川情報を観ると、我が橿原市でも30ミリを超える雨が降っていたようです。おかげさまで今は蒸し暑さとは無縁の心地よい夜になっています。

 さて、文部科学省が、iPS細胞を用いて動物の体内でヒトの移植用臓器を生産する研究を、国内で初めて許可しました。東京大学の中内啓光特任教授らが計画した膵臓の作成を目指す研究を、文科省の専門委員会が了承したとのことです。実験は、遺伝子をいじって膵臓、腎臓、肝臓などの臓器を作らないように改造したマウスやラットの受精卵にiPS細胞を入れて動物の子宮に戻し、胎児として成長させることで、自身の遺伝子では作ることのできない膵臓などの臓器をiPS細胞が担うことで、マウスの身体にヒトの臓器と同じものができるはず、という実験です。その様子を観察することで、より臓器が育つ条件を明らかにして、将来の動物(おそらくブタ)によるヒト移植用臓器生産まで持っていきたいということでしょう。
 ヒトーヒト移植が中々難しい昨今、特にインスリンを作る臓器である膵臓や、インスリン治療を受けるほど糖尿病が進行すると悪化しやすい腎臓と言った臓器が動物の体内で「生産」できれば、これら移植を待つ患者にとっては福音となることでしょう。いずれ他の臓器も複製できるようになるかもしれませんし、そうなると全身総取っ替えで若返るなんてことも現実になる日が来るかもしれません。サイボーグ化が早いか、臓器移植が早いか、そんな未来はどうやらすぐそこまで来ているようです。

コメント (2)
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