かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

731部隊の関連する話題なんて久しぶりに見ました。

2019-07-15 21:04:40 | Weblog
 今朝の最低気温は21.5℃、最高気温は28.9℃、五條市の今朝の最低気温は20.9℃、最高気温は28.3℃でした。今日は時々日差しが出る曇りがちの一日でした。流石に日が差すと気温がクン、と上がり、たちまち蒸し暑くなりましたが、日が出ている時間は短く、夏らしい暑さには至りませんでした。梅雨前線が少し南に下っているためか、明日明後日は曇り、それ以降はまた北上してくるのか、雨模様の空で週末を迎えるようです。ちょっとした前線の動きで雨が降ったり降らなかったりするので、天気予報も難しい時期なのでしょうね。

 さて、今から30年前、東京都新宿区にかつて存在した陸軍軍医学校の跡地の工事現場から、100名を超える人骨が発掘されました。同学校には、かの731部隊と関係の深い防疫研究室があったそうですが、かの人骨が731部隊と関係があったかどうかは不明なのだそうです。当時、区から鑑定を依頼された専門家は、人骨はアジア人と推定。数十年~100年、土の中にあったとしました。骨は大人の男性が多かったそうです。ある市民団体はこれが731部隊絡みの(つまり犠牲者の)骨の可能性が高いと考えているのか、真相究明を求めて活動し、今度展示会などのイベントを開催するのだそうです。
 このニュースを見て最初に感じたのは、軍医学校の跡地なら、学校の講義で解剖された教材の死体を埋めていたのではないか、なにもわざわざ731部隊と関連があるとするのは少々飛躍しすぎてやいないか、という感想です。そもそも731部隊が巷説の如く悪魔の如き人体実験を繰り返していたという話は、公開されたアメリカ公文書館の調査報告書からも随分と尾ひれがついた誇張された話だったようですし、まずは異学校であったことを念頭において調査をするのが本筋であろうと思われます。細菌によって骨に異常が生じる、というようなことでもあるのなら、それが発見されているならそれなりに有力な証拠と言えそうですが、それも細菌実験で731部隊により感染させられたものなのか、自然に発病したものなのかまでは判断が付きかねるでしょうし、もしそういう事象さえ無いのであれば、骨から判ることは自ずと限界があり、その人骨が人体実験の結果かどうかなど判断のしようがないのではないでしょうか? かの悪名高き新聞社の記事だそうですのでそれなりな内容のようにも思われますし、日本人の感覚としては、記事で取り上げるにしても、故人の眠りを妨げるようなことにだけはならないようにしてもらえたらと願うばかりです。

コメント
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