今朝の奈良市の最低気温は8.8℃、昼の最高気温は16.7℃、五條市の朝の最低気温は7℃、昼の最高気温は15.3℃でした。今日も朝から曇りがちでほとんど日が出ませんでしたが、真冬並となった寒気は抜けつつあるようで、少しずつではありますが気温が上がりつつあります。ただ今日は午後から雨が降り出したため、気温の割にはどことなく肌寒さを覚えるような空気になっていました。今日は晴れ時々曇りという予報だったと記憶していたので以外に本格的な雨になったことに驚きを禁じえないのですが、花粉のことを考えると一概に悪いとも思えないのがこの時期の雨ですね。
さて、国土地理院が、この28日にミャンマーで発生したマグニチュード7.7の大地震で、マンダレー北方から首都ネピトーの南方領域までの長さ400キロに渡り最大6mもの水平方向へのズレが生じていた、と発表がありました。
JAXAの人工衛星「だいち2号」による観測データを解析した結果とのことです。
隣の国のタイの首都バンコクで中国が建設中の高層ビルがものの見事に解体されたかのように倒壊したニュースのインパクトが凄くてつい地震はタイで起きたのかと誤解してしまいそうになりましたが、震源はミャンマーのマンダレー付近にあるザガイン断層で、地図で見るとマンダレーからバンコクまで優に1千キロは離れた内陸部です。その距離は優に東京から鹿児島間に匹敵しますが、いくら大地に凄いズレを生じるほどの強烈な地震だったとはいえ、そんな離れたところで起きた地震波が伝わってビルを破壊するほどの揺れを生じさせたというのが驚きです。まあそれ以外のビルはどうも無かったみたいなので、殊の外中国のビルが揺れに弱かったということなのかもしれません。まあ崩れたビルはともかく、現地では既に2千人を超える犠牲者が出ているという未曾有の大災害、亡くなった方のご冥福と国土の早期の復興、怪我された方の回復を祈りたいです。
それにしても6mのズレというのがどれほど凄いことなのか今ひとつピンときませんが、阪神淡路大震災ではマグニチュード7.3で、震源地である長さ約10キロの野島断層が最大2m近くズレを生じたという記録があるそうですから、最大ズレ量であの地震の3倍と考えると、確かに凄まじいものに思えてきます。ズレた距離も桁違いですし。
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