自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

ポルタ・ポルテーゼの蚤の市

2012年02月25日 | ローマの休日
1月8日日曜日、AさんとMちゃんは、午後の便で私より一日早くローマを発つ。風邪気味の私がまだベッドにいる頃、二人は7時半にはコロッセオ目指してホテルを出ていった。すでに地下鉄も一緒に乗って、乗り方もわかるだろうし、コロッセオの地下鉄出口は、車でローマ街中に移動する時に、ここだよ、と教えた。 チケットはTマークのあるタバッキか新聞スタンドで買えるよ、と伝えたが、観光客の多いローマ街中は、すでに自動販売機や有人の観光客用チケット窓口があって、地下鉄入り口のタバッキでは、すでにチケットは売ってくれなくなっていた。携帯のメールが入り、Aさん「地下鉄の切符が買えない~」 しばらく放っておいたら、「買えました!」と意気揚々のメールが追加で入った。良かった。
ここで、一言、「地下鉄は人が多いから、気をつけてね」と言っておくべきだった。これは、後の祭り。

さて、私は、蚤の市だ。 昔に買ったガイドブックに、宿の近くポポロ広場を越えたところに蚤の市が立つと書いてある。平均240店舗が軒を並べると書いてあり、私は、アンティークの食器を見つけたい。歩いてフラミニオ広場を目指す。朝は、人が少なくて、空気も澄んでいた気持ちいい。


すぐに広場に着いたが・・・・、おや、出ているのは4件くらい・・・????? あれ? 柵が張られた広場は、閑散としている。 あらら、ダメだ~、こりゃ。どうやらここでは、もう開催されていないらしい。 ポルタ・ポルテーゼに移動したのだろう。
ならばと、ポルタ・ポルテーゼを目指す。  地下鉄ピラミデ駅で降りて、テヴェレ川を渡るとすぐにポルタ・ポルテーゼ(ポルテーゼ門)があった。ポルタ・ポルテーゼの蚤の市は、毎週日曜日朝早くから2時くらいまでの間ひらかれる。 フラミリオで時間をロスしたので、11時半に宿に戻るまであまり時間がない。急がなくては。 おお、すでに人が沢山いて、店もごっさり出ている。やっぱり青空市は楽しいな~。アクセサリー、洋服、本、傘やかばん、時計、食料品、ガラクタも並んでいる。自分と友達用に、いくつかアクセサリーを購入。お兄さんは、今日、初めてのお客様だからオマケするよ、と言っていたが、もともと元の値段がイマイチ怪しいし、Grazieと言って、さっさと次へ。次へ行っても次へ行っても、終わらない・・・。なんて長い店の数・・・。とにかく、ここでも人を掻き分け掻き分け進む。はあ、まだかいな~。1キロは歩いたでしょ~。 もう、ダメだ~と思った頃、やっと終わりが見えた。そして戻らなくちゃ! 帰りも人を掻き分け掻き分け進む、時間が気になる、11時半に戻らなくちゃ。

ポルテーゼ門からスタート


ここが最後。途中、カメラを出すのは、スリなど危険だから、写真はこの2枚だけ。


テヴェレ川、この橋から次の橋まで、延々1,5キロくらいは、店が続いていたと思う。


来た道を戻る。と、おや? かわいいお菓子屋さん。ちらりと覗く。去年はなかったから、新しいお店だ。シチリアのお菓子専門店。おお、シチリアで食べたな~、リコッタチーズを使ったカンノーロ、カッサータ。カンノーロを3つ買って、ホテルに戻る。

小さいカッサータやカンノーロがいっぱい並んでいる。かわいい。


何とかというアニメのキャラクターらしい。帰国後、店で写真を見せたら、アメリカ帰国子女のTさんは、すぐにわかった。

走るように宿に戻ると、二人が窓から手を振っていた。私が鍵をもっていたから気になっていたけど、お掃除に入っているお姉さんにあけてもらって部屋に入れたのだ。良かった~。
遅れてごめんね。メールしたんだけど。。。
すると、Aさん、泣きそうな顔で、携帯をすられた・・・。えええ? 地下鉄で私にメールした後、ポケットに入れていて、すられたようだ・・・。あ~、気をつけてね、と付け加えうのを忘れたことが悔やまれる。私の携帯から日本に電話して、携帯の回線を止めてもらう。Aさんは、せっかくのコロッセオも上の空だったらしい。最後の日、疲れや緊張がゆるんでいるところに、事件は起きるのだ。
日本に帰り、スマホに替えました~と、明るくメールが入っていたときは、さすがAさん、後ろを振り向かない。
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