万能鑑定士Qの事件簿 VI |
Qシリーズは事件簿が12冊、推理劇が2冊ですから、もうFirstシリーズの半分まできてしまいました。
何だか勢いをつけて読んでしまうのがもったいないぐらいの凜田莉子の活躍ぶりですので、少し遠回りをしようかと思案中です。
どうやら映画化との話も聞こえてきますが、それに先だってマンガの掲載も始まったようですのでおそらくは実写版ではないと思われ、しかしもし実写版ともなれば凜田莉子を筆頭に頭を悩ませるであろう配役もこの六作目が題材であれば一部の主要キャストは一瞬で決まりでしょう。
そう、ハリセンボンです。
そんな万能鑑定士Qの前に、万能贋作者たる雨森華蓮が立ちはだかります。
これまでは気負った空振りなどはありましたが向かうところ敵無しに近かったところでの強敵ですから、見ている方からすれば拍手喝采です。
凹まされた凜田莉子などは初めて見ましたし、それがあってこその一つのきっかけから立ち直っての復活ぶりに圧倒をされました。
水を得た魚のようにピチピチと跳ね回る躍動感が心地よく、やはりQちゃんは天下一品です。
そして雨森華蓮もこのまま退場となるには惜しすぎるキャラクターですので、ヨゾラとともにまた姿を現すことを願います。
2013年1月29日 読破 ★★★★★(5点)