オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

2012年通信簿 121 黒沢翔太

2013-01-18 23:23:57 | 千葉ロッテ

121 黒沢翔太 投手 24歳 年俸240万円

【2012年成績】 E 14試合 0勝0敗0S 防御率3.00 12回 9被安打 0被本塁打 3与四球 1与死球 11奪三振

角がシーズン中に、そしてオフには西野が支配下選手登録をされたために、他が戦力外となったことでロッテの育成枠選手は黒沢だけとなってしまいました。
球界でも有数な規模を誇っていたロッテが育成枠制度の利用を止める方向に動いていることは間違いないでしょうし、その中で取り残された黒沢の立ち位置はかなり微妙です。
その年齢からして育成枠選手としての4年目があるとは思えませんから、何としてでも来季中に昇格をするしか生き残る道は無いでしょう。
なかなかに面白い存在とは聞きますが頭数が多いロッテの投手陣だけに、何か特徴を持ってアピールができるよう頑張ってもらいたいです。

今季は映像すら見ることができませんでしたので、どういった成長ぶりだったかは確認ができていません。
上下のバランスが取れるようになったのか、一塁側に流れがちなフォームは相変わらずなのか、とにかく情報が欲しいです。
昨季のフェニックスリーグでは130キロ台後半のストレートにスライダーといった組み立てでしたので力でねじ伏せるタイプではないでしょうから、そうなれば一つ一つの球種のレベルアップをしていくしかないと思われますし、しかしそれは簡単な話ではありませんのでかなり厳しい来季になりそうな気がします。
いっそのこと腕をもっと下げればとは昨年にも触れましたが、何かベンチの目を惹きつけるような存在を目指すしかないのではないかと、そんな黒沢の来季に注目をしたいです。

2011年通信簿


【オリオン村査定】 240万円 → 240万円 (±0%)

 

コメント (11)

万能鑑定士Qの事件簿 V

2013-01-18 21:22:07 | 読書録

万能鑑定士Qの事件簿 V

角川書店

このアイテムの詳細を見る

万能鑑定士Qこと凜田莉子は、五作目にしてグローバルに活動範囲を広げます。
本物の美術品を自分の目で堪能するためにパリへの旅行を思い立ち、そこで調理師見習いをしているかつての同級生と巡り会い、一人旅を心配して両親が相談の上で旅に同行をした同じくかつての担任教師とともに、同級生が勤めているレストランで発生をした食中毒事件の謎を解き明かします。
その冴え渡る鑑定能力と見事な分析は相変わらずですが、こと対象物の鑑定に留まらず関係者の心、人生にまで踏み込むのが莉子の本領発揮というところなのでしょう。

語学はちょっと違うんじゃないの、との突っ込みを置いておけば、やはり仕上がりは万全です。
かつての落第生のイメージが抜けきらない担任教師、同級生の戸惑いなどは笑えましたし、またさりげなくちょっぴり甘酸っぱい展開となっていきます。
お馴染みの小笠原悠斗はちょい役、葉山警部補は登場をせずと寂しさはありましたが、それでいて次を期待させる心境の変化の描写をするところなどは油断なりません。
エピローグとも言えるルーブル美術館での話が莉子の鑑定能力の素晴らしさを伝えたかったのか、はたまた次に繋がる伏線なのかはまだ分かりませんが、ちょっと横道に逸れようとした自分を引っ張り込んで次に向かわせたことだけは間違いなく、新たなキャラクターが登場をするらしい次巻もあっという間に読んでしまいそうです。


2013年1月18日 読破  ★★★★☆(4点)

 

コメント (3)