どれだけ高い資質を持っていてもここ一番でそれを活かせない選手はいますし、逆に数字からして大した成績でもないのに印象に残る活躍をする選手もいます。
それを気の持ちようだと言ってしまえば単純には過ぎるのですが、自分の経験からしても能力を発揮するには大きな要因として見逃すことはできません。
だからこそ永平寺での修行なんてネタを持ち出したり、つい先日にも球界初のバントコーチに続くメンタルコーチなんて話題にもなったわけで、そしてタイムリーにもメンタルトレーナーの導入という面白くもいい感じのニュースが飛び込んできました。
ロッテ "大物"メンタルトレーナーと契約 (1/26 スポーツニッポン)
ロッテは松井秀喜氏やイチロー、澤穂希らと親交のあるメンタルトレーナー・高畑好秀氏(44)と1年間のアドバイザー契約を結んだ。
「球団初の試みだが、選手が能力を発揮できるきっかけにしたい」と林信平球団本部長。
春季キャンプで全選手対象の講義を行い、シーズン中も選手へのアドバイスを行う。
成田山新勝寺で必勝祈願を行った伊東監督も「昨季の中盤以降の失速は精神面のもろさもあったと思うので、トレーナーの存在はチームとしてプラスになる」と期待を寄せた。
残念ながらチームに帯同をしてといったコーチ的な扱いではないようですが、メンタル面に重きをおくことはよい流れだと考えます。
この高畑氏なる存在は今回に初めて知りましたし、その手腕は有名どころとの親交があるからといって信用できるというわけでもないでしょうが、それでもこの分野では第一人者といった評価もされているようですから期待をするなというのが無理な話です。
このアドバイザー契約がどの程度の頻度でケアをしていくものなのかが気になりますが、最初だけぶち上げてその後はチョロチョロなんてことにはならないよう願います。
ゴンちゃん「巨人ぶちのめす」 (1/26 日刊スポーツ)
巨人を自由契約になり、ロッテに加入したディッキー・ゴンザレス投手(34)が26日、QVCマリンで入団記者会見を行った。
「70%から80%の準備はできている。いい1年にしたいね。優勝できるよう、一生懸命やるよ。12勝から15勝できる投球がしたいね」と話した。
自由契約となった巨人と戦う可能性もあることには「巨人には友人が何人もいる。だけど、マウンドに立った瞬間に敵になる。ぶちのめすかって? もちろんだよ」と、不敵な笑みを浮かべた。
もちろん気持ちだけで圧倒的な戦力差を埋めることはできませんので、その数少ない補強であるゴンザレスには活躍をしてもらわなければ困ります。
ただオフィシャルサイトに載っている写真は上半身だけなので今ひとつ体つきが分からないのですが、残念なことにあまり絞れているようにも見えません。
それでも体さえ絞れれば精悍な顔つきは頼もしい感じですし、移籍一年目ですので手を抜くこともないでしょう。
ゴンザレスと言うよりは他の投手の状況により先発か抑えかの起用法はまだ定まっていないようですが、巨人ファンの友人はグライシンガー&ゴンザレスに連敗をする東京ドームに恐怖していましたので、本人の希望もありますし是非とも先発で2桁勝利を目指して頑張ってもらいたいです。