オリオン村(跡地)

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中田キラーから脱却せよ

2013-01-22 23:28:57 | 千葉ロッテ

昨日の伊東監督の言葉を受けて、機関紙が植松を取り上げてくれました。
唐川と同期の植松は益田や藤岡らと同じ89年組ですのでチームの屋台骨を支える中心世代としての期待が高く、そうなれば是非とも来季は一軍で投げてくれなければ困ります。
そして機関紙にはロッテに偏った報道ではないものの先日の加藤もそうですが実績に乏しい選手をピックアップしてくれるのは有り難く、今年もよろしくお願いします。

高校時代は中田キラー…伊東監督 万年2軍左腕をキーマン指名 (1/22 スポーツニッポン)

ロッテの伊東監督が、今季の秘密兵器にプロ5年間で1軍登板がない左腕・植松優友投手(23)を指名した。
この日、千葉県の森田健作知事を表敬訪問。
「今年の期待の投手は誰ですか?」という知事の質問に対し、意外な名前を挙げた。
「植松という投手がいるんです。昨年(10月6日)のファーム日本選手権で好投したんですよ」
新生ロッテのキーマンは、同じ左腕の成瀬でも藤岡でもなく、6年目の植松だった。
プロでは無名かもしれないが、金光大阪時代は「中田キラー」として注目を浴びた。
当時から有名だった大阪桐蔭の主砲に対し、通算成績は13打数無安打。
07年夏の甲子園にも出場し、同年の高校生ドラフト3巡目でロッテ入り。
同期の唐川とともに期待を集めたが、左肩痛にも悩まされ、才能を発揮することができなかった。
斉藤1軍投手コーチも「素材は一級品。日本ハムの吉川のようになれる」と絶賛し、昨季大ブレークした左腕とダブらせる。
ソフトバンクとのファーム日本選手権では7回4安打無失点の快投。
11月の秋季キャンプでも紅白戦に先発し、伊東監督の目の前で3回無安打無失点と完璧な投球を披露した。
指揮官と知事のやりとりを聞いた植松は「先発ローテーション入りして監督の期待に応えたい。今年は1軍の舞台でまた中田を抑えてみせます」と言った。
初の1軍キャンプ同行は確実。
中田とと再び相まみえるためにも石垣島で猛アピールする。

その植松はどうしても中田キラーの二つ名がついて回りますが、今や球界を代表する強打者への階段を昇りつつある中田の名前を最大限に利用してくれればと思います。
中田からすれば「植松?いたなそんな奴」ぐらいの存在でしかないでしょうが、5年目にして一軍未経験の植松にとっては現時点での大きな財産です。
とにかく頭数だけは多いロッテの投手陣だけに肝心のピッチングはもちろんのこと目立たなければチャンスさえ手に入りませんので、来季はまたとないチャンスと言ってよいでしょう。
伊東監督、斉藤コーチが注目をしてくれることなどはそうは無いでしょうから、逆を言えばここを逃せばやばいことになるかもしれず、ロッテの流行語になりそうな正念場とも言えます。

しかし中田キラーにこだわりすぎて欲しくはないと、植松にはそう願っています。
あるいはドラフト候補となったのも中田を抑えたことが理由の一つなのでしょうが、あまり意識をしすぎても仕方がありません。
それこそ中田を抑えても他の打者に打たれれば意味が無く、中田に打たれても他の打者を抑えて勝てば植松に軍配が挙がります。
対戦の機会があるかどうかも分かりませんし、そもそも一足飛びで吉川を期待するのも酷な話ではあるのですが、ここでローテーションに入って期待に応えたいと言い放てるところが植松の最大の武器だと思いますので、後段の中田うんぬんはリップサービスだと受け止めます。
植松が中田キラーではなく植松と呼ばれるようになったときこそが植松にとっての第一歩だと、そう信じて唐川が焦るような植松の飛躍を心待ちにしています。

 

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