オリオン村(跡地)

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狸の皮が三枚

2013-01-20 23:28:40 | 千葉ロッテ

キャンプに入る前から、やたらと加藤の評判が高いようです。
ドラフト会議の直後にも中村球団社長が名前を挙げていましたし、その身体能力の高さについては折り紙付きとの評価が一定しています。
ポジション的に来季に即一軍でバリバリとはかなり壁が高いのが現実でしょうが、こういった話題は頬が緩みますので加藤にはチャンスと思って必死に頑張ってもらいましょう。

注目!ロッテ4位・加藤 負けず嫌いが生んだ50メートル“5秒68” (1/20 スポーツニッポン)

全国的には無名だが、1軍デビューは意外に早いかもしれない。
ロッテドラフト4位の加藤(上武大)は、並外れた身体能力の持ち主。
「武器は足と肩」と言うように、50メートル走は何と5秒68。
誤差の多い手動計時ながら、北京五輪に出場した朝原宣治が持つ5秒75の日本記録をも上回る。
さらに遠投は120メートルを誇る驚異のスイッチヒッターだ。
父・正さん(59)は高校時代にやり投げの埼玉県大会で優勝し、インターハイと国体に出場。
高校時代は短距離選手だった母・清美さん(53)は国体の団体リレーで全国3位という輝かしい経歴を持つ。
「小学校1年生まで足は速くなかったんです。かけっこで自分より前に人が走っているのが悔しくて、学校帰りに家まで走るようにしてから足が速くなりました」。
小学校から自宅まで約2キロ。母親のアドバイスを受け、小学2年時から通学路にある電柱の間でインターバルダッシュを繰り返した。
「1人で走ってました。周りから見たらちょっと変わった小学生だったでしょうね」。
だが愚直な努力が実り、才能は開花した。
1メートル83、84キロの体からは想像もつかない俊敏さを兼ね備える。
新人合同自主トレを指導している大迫トレーニングコーチは「運動能力に二重丸をつけたよ。あの体であそこまで動けるのは天性」と絶賛する。
伊東監督も新入団発表で加藤を一目見た瞬間に「体のバランスが素晴らしい!」と目を細めたという。
ロッテの外野陣はポジション争いがし烈だが、1年目から勝負をかける。
「角中さんや岡田さんはテレビで見ていた憧れの先輩だけど、足と肩は負けたくない。両打ちなので、使い勝手もいいはずです。ポジションを奪う気持ちでやるだけ」。
驚異の身体能力で、キャンプ初日から首脳陣の視線をくぎ付けにする。

こうも美辞麗句を並べられると外野手であるのが惜しくもなりますし、三塁を守れればと思ってしまうのですが、脚力に見合った守備力があるのでしたら外野で勝負です。
南竜が退団をしたことで強肩ポストが空いていますし、まずは浦和でレギュラーとして我慢をして使い続けることで才能に経験をプラスさせる来季であってくれればと思います。
もし前評判どおりであれば夏場ぐらいには一軍を臨めるようになるでしょうし、不幸にも故障者や不振者が出ればもっと出番は早いかもしれません。
開幕レギュラーは角中と岡田は鉄板、残り一席を清田と荻野貴、伊志嶺が争うという球界でも有数な激戦ですから加藤にとっての一軍は簡単に手の届くものではないでしょうが、無理に一軍に引っ張り上げずに浦和で実戦経験を積むことで急がば回れであってくれればと思います。
自分の武器をしっかりと認識をしている上に愚直な努力が身についている加藤ですので、台頭をするに時間はさしてかからないでしょう。
脚力に比して打撃が今ひとつとの評価だからこそ4巡目なのでしょうが、左打席ではミートの巧みさが、右打席ではパンチ力が魅力とはどこか西岡にも似ていますので、その西岡もルーキーイヤーは箸にも棒にもかからなかったところをこいつと思って使ったからこその開花でしたから、ポジションは違えど西岡二世と呼ばれる加藤に期待をします。

ロッテ・角、1軍定着だ!父・盈男氏もハッパ (1/20 サンケイスポーツ)

昨年7月に支配下選手登録されたロッテ・角が19日、ららぽーとTOKYO-BAYで、「はたちの献血」キャンペーンイベント(日本赤十字社主催)に参加した。
年末年始に帰省。
巨人などで活躍した父、角盈男氏から「自分に何が必要か、何ができるかを考えてやるべき。そろそろ1軍に定着できないとダメじゃないか」とハッパをかけられた。
「チャンスメークできるようになりたい」と1軍定着を目標にプロ5年目に挑む。

角も負けてはいられません。
そろそろ一軍に定着とは一軍経験がまだな角には厳しすぎるパパの指摘ですが、そのぐらいのつもりでやらなければ来季も浦和に埋もれてもおかしくはないぐらいの高濱や翔太、細谷の浦和組や、鈴木といった強力なライバルが多い現実があります。
話題性はピカイチでしょうがそれだけでやっていけるほどプロは甘い世界ではありませんので、とにかく全体的にレベルアップをしていくのが第一です。
ロッテには珍しい闘志が表に出るキャプテンシーを持ち合わせているように見える角だけに、それを武器にしていくのもよいでしょう。
角がきちんと一軍で活躍ができるようになればパパも心置きなく現場復帰ができるでしょうから、勝負の5年目にブレイクをするよう頑張ってもらいたいです。

角中に続け!西野、北陸の星だ (1/19 日刊スポーツ)

ロッテ西野勇士投手(21)と角晃多内野手(22)が19日、船橋市内で「はたちの献血」キャンペーンイベントに登場し、トークショーを行った。
昨年11月に支配下登録となった西野は、今オフは和歌山で吉見、南とともに自主トレ。
「育成の時は1軍というのがなかなか見えてこなかったけど、今年は『よっしゃ』と思える」と決意を新たにした。
富山県出身。
隣接する石川県出身の角中が昨季首位打者となったことから「うち石川寄りの富山なんで、車で20~30分くらいの距離です。北陸から活躍してくれると自分も頑張れる」と話し、角中に続く北陸の星を目指す。

たかだか隣県なだけで角中と結びづけられるのは迷惑だとは本音ではないかとも思いますが、しかし角中にあやかりたいぐらいの気持ちはきっと西野にもあるでしょう。
育成枠選手と地方リーグ出身の違いはありますが、それなりの成績を残しながらもなかなかチャンスをもらえない期間が長かったところなどは似ていますので、ようやく4年目のオフにして支配下選手登録をされたことで一気にその持てる力を発揮する意気込みが西野には満ち溢れていると思います。
三振を奪える力があるだけに中継ぎから抑えが適任なのか、あるいは先発として大きく育てるのがよいのか、まずは浦和スタートでしょうから小谷コーチと川越コーチには熟考して適性を推し量って欲しいですし、青山監督には深層心理にはあったであろう育成枠という枷が外れましたので思う存分に主戦として西野を起用してくれればと願います。

 

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