オリオン村(跡地)

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万能鑑定士Qの事件簿 IV

2013-01-12 20:25:26 | 読書録

万能鑑定士Qの事件簿 IV

角川書店

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Qシリーズの四作目ですが、今回もやられてしまいました。
動機は分からずとも犯人に目星が付いていただけにちょっぴり勝った気分になっていたのですが、まさかの展開に茫然自失です。
そうきたか、が偽らざる感想で、しかし振り返ってみれば例によって糸口となる伏線がここそこにしっかりと仕込まれていましたので、やはり作者の方が一万枚も上なのでしょう。
題材もいつもどおりに史実が絡めてありますのでググるのが習慣となっており、そこもまた人気シリーズの理由なのだと思います。

映画グッズのコレクターが立て続けに狙われてプレミアムポスターが燃やされるところから事件は始まります。
万能鑑定士Qたる凜田莉子はその損失額算定のための鑑定作業を依頼されたことから事件に関わりますが、同じポスターが複数箇所で狙われたことで広域犯罪として警視庁が捜査に乗り出すのをあざ笑うかのように事件は続き、お馴染みの小笠原悠斗や別シリーズの主人公である臨床心理士の嵯峨敏也とともに謎に挑みます。
そして行き着く先に待っている驚愕の真実、読み手に目星を付けさせたことが既に作者の手のひらの上で踊らされていたのでしょう。
軽いタッチに乗らされて読み進めると後で痛い目に合わされる、そんな見事な作品でした。


2013年1月12日 読破  ★★★★★(5点)

 

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2012年通信簿 68 早坂圭介

2013-01-12 00:06:47 | 千葉ロッテ

68 早坂圭介 内野手 28歳 年俸1400万円

【2012年成績】 68試合 11打数 12得点 0安打 打率.000 0二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 2盗塁 1四死球 5三振 得点圏打率.000

故障からの治癒状態が心配だった早坂でしたが、しかし一軍でかなりの出場試合がありましたので問題はないでしょうからホッとしています。
その68試合は自己二番目の出場試合数でしたし、年俸もアップをしましたので本人も充実をしたシーズンだと思っているかもしれません。
しかし今の立ち位置に満足をしては終わりだとは個人的な見解で、守備固めに重用をされた塀内に取って代わった自分が明日の塀内だと思わなければ体制の変わった来季は浦和でシーズンを終える可能性も充分にあると見ていますから、まだ根元の足元は緩いと考えての早坂であってくれることを願います。

僅か13打席でノーヒットだった早坂は浦和でもヒットを放っていませんので、今季の打率は正真正銘の.000です。
それを求められている立場ではないにせよ、これはいくら何でも寂しすぎます。
11打数で5三振ですから一軍レベルには無いとの見方もできますし、ボールを追っかけてしまうようなスイングでは先行きも明るくはありません。
その俊足を活かしての代走も盗塁は2個に過ぎませんし、代走での起用がほとんどだったことで得点こそ多いですがベースランニングで秀でた判断を有しているようにも見えず、いくらでも代わりはいるとは厳しすぎる評価かもしれませんが、数少ない守備機会で2失策をしているようでは徐々に出番を失っても不思議ではないでしょう。
本来であれば親友である西岡の跡を襲わなければならなかった早坂ですが、その西岡がNPBに復帰をしたことを機に一からのスタートぐらいのつもりで来季に臨んでもらいたく、内外野を守れて足も速いというスーパーサブに甘んじるのではなくレギュラーを目指して欲しいと、そうでなければ来オフの戦力外通告もあると思ってやっていってもらいたいです。

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【オリオン村査定】 1400万円 → 1500万円 (△7%)

 

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