66 岡田幸文 外野手 28歳 年俸3200万円
【2012年成績】 131試合 431打数 53得点 113安打 打率.262 5二塁打 3三塁打 0本塁打 18打点 23盗塁 24四死球 47三振 得点圏打率.239
昨季に大きく飛躍をした岡田は今季が二年目のジンクスへの挑戦のシーズンとなりましたが、何とか乗り切った感じです。
開幕前に長打を狙うとの無謀とも思える宣言に不安を覚えたのですが、それが上手くいかないとなれば軌道修正が早かったのもよかったのでしょう。
全ての数字において昨季に比べると悪くはなりましたが誇りはできずとも恥ずかしくなるような数字でもありませんし、激戦の外野陣の中でレギュラーを確保できたことだけでもプラスに考えたく、しかしこの程度で満足をされても困りますので核弾頭を任されるような活躍ができる来季に期待をします。
岡田と言えばやはり鉄壁の守備で、かなり票を落としはしましたが二年連続のゴールデングラブ賞は当たり前な受賞です。
広い守備範囲に思い切りの良さが岡田の持ち味ですし、今季は驚くようなバックホームも見せてくれました。
昨季があまりに衝撃的なプレーが目立っただけに物足りなさが無いわけではありませんが、小坂のように難しい打球を普通に捕るのが名手と考えれば実況が淡々とそのプレーを伝えるのはむしろ歓迎をすべきなのでしょうし、しかし球場では拍手喝采ですので今後も投手を助ける守備をお願いしたいです。
また今江に代わるキャプテンに立候補をするなどチームを引っ張っていくその気持ちも嬉しく、G.G.佐藤との共闘を口にするなどその方向性がちょっと危うい気がしないでもないのですが、気持ちが前面に出る野手は見ていて引き込まれますので伊東監督がどう判断をするのかに注目です。
また50盗塁を目指すと公言をしていた俊足ぶりも岡田の持ち味ですが、こちらは期待外れな今季でした。
23盗塁はチームトップながらも.622の成功率があまりに低く、企画数が激減をしたのもこれが理由ではないかと思います。
研究をされたのか思い切りが悪くなったのかは分かりませんが、例え走らずとも塁上でうろちょろするだけでもバッテリーに与えるプレッシャーはかなりのものがあるでしょうから、来季は背番号ぐらいはとの発言もあったようですが、総合的に走れる岡田であってくれることを願います。
打撃は.260程度の選手だと割り切ってはいますが核弾頭としては出塁率が低いのが気がかりで、ギリギリに.300では九番に回したくもなりますから、攻撃的なバッティングもいいですがキャプテンを目指すのであればもう少しボールを見極めることでチームへの貢献といったことも考えてもらわなければなりません。
昨季と同様に逆方向への打球が多く足を活かすことに考えがいっているうちは大丈夫でしょうが、引っ張るようになればどうにもならなくなります。
年齢的にも充実をするところに入ってきますのでもう一つ伸びるためには来季が大事であることは分かっているでしょうから、背番号66を喜んで背負うルーキーが出てくるぐらいにチームの顔となる岡田であって欲しく、そのためにも出塁率.333と50盗塁をノルマに頑張ってもらいたいです。
【オリオン村査定】 3200万円 → 3840万円 (△20%)