電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
《自民党議員/党員必見!》『自民党総裁選候補者の人物評を西川京子前九州国際大学学長・元文科副大臣に訊く;水間政憲』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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(2006年)2月24日、東京・有楽町マリオンで「国民参加の森林作り――ボランティア活動と森づくり」シンポジウムが開催された。西澤潤一さんはその基調講演で、もう化石燃料の利用はやめるべきだとし、最も期待できる石油の代替エネルギーとして水力の活用を強調した。また、森林が穏やかな気候をもたらし、水資源の確保に役立つことから、人間の生存を確かなものにしていくのは、緑と科学技術ではないか、と結んでいる。
◆もう化石燃料の利用はやめるべきだと思う
「人類を救う緑と科学技術」 西澤潤一さん
「国民参加の森林づくり」シンポ、基調講演
( 2006.03.22 朝日新聞(朝刊))
…………………………………………………………………………
西澤潤一(にしざわ・じゅんいち)
首都大学東京学長(電子通信工学)。東北大学学長などを経て
05年から現職。光ファイバーなどの発明で知られる。
文化勲章受章。79歳。
…………………………………………………………………………
工学の「工」の字には、こんな意味がある。上の横棒は自然、下の横棒は人と社会を表し、それを縦棒でつなぐ。つまり、自然を有効に利用することで、人間に幸せを与える。私は若いころから、このことを肝に銘じて研究を続けてきた。
約2千年前に水車、1千年前に風車が発明された。約250年前には3人の大発明により蒸気機関が完成し、人類は過酷な労働から解き放たれた。英国グラスゴー大学のウィリアム・トムソン教授は英米間に銅線を敷設して、高速通信の基礎を築いた。エジソンは電球の発明で、人類に夜の文化をもたらした。フォードは、自動車を大衆の道具とした。科学技術の発展とエネルギーの利用は、文化を向上させ、人口を急増させた。
近年、インターネット犯罪が多発し、地球環境の悪化が深刻となったのをみて、科学技術はけしからん、罪悪だという人もいる。しかし、それは科学の責任ではない。新たなものには弊害がつきものだ。倫理観を確率するなど、行きすぎを是正すればいい。
ただ、地球環境の悪化には、私も危機感を持っている。産業革命後、大気中のCO2濃度は指数関数的に増加していて、2200年には3%に達すると思われる。4%になると、動物は呼吸できなくなる。
もう化石燃料の利用はやめるべきだと思う。過去に放出されたCO2は、大気だけでなく、メタンガスの状態で海底に蓄積されていることも、最近分かってきた。しかし、これをくみ上げて使うことには賛成できない。CO2の循環を破り、取り返しのつかない事態を招く恐れがある。
最も期待できるのは水力だ。これを活用すれば、石油に匹敵するエネルギーを得ることができる。植林も大切だ。しかし木材は、濃度の濃い炭素には戻らない。CO2を減らすことには大きな期待は出来ないと思うが、緑は穏やかな気候をもたらし、水資源を確保し、動物と植物の共存共栄に役立つ。自然の安定的な維持装置として森林を増やしていく。それを、「工」の意味のように、有効利用していく。人間の生存を確かなものにしていくのは、緑と科学技術ではないか。
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
《自民党議員/党員必見!》『自民党総裁選候補者の人物評を西川京子前九州国際大学学長・元文科副大臣に訊く;水間政憲』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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(2006年)2月24日、東京・有楽町マリオンで「国民参加の森林作り――ボランティア活動と森づくり」シンポジウムが開催された。西澤潤一さんはその基調講演で、もう化石燃料の利用はやめるべきだとし、最も期待できる石油の代替エネルギーとして水力の活用を強調した。また、森林が穏やかな気候をもたらし、水資源の確保に役立つことから、人間の生存を確かなものにしていくのは、緑と科学技術ではないか、と結んでいる。
◆もう化石燃料の利用はやめるべきだと思う
「人類を救う緑と科学技術」 西澤潤一さん
「国民参加の森林づくり」シンポ、基調講演
( 2006.03.22 朝日新聞(朝刊))
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西澤潤一(にしざわ・じゅんいち)
首都大学東京学長(電子通信工学)。東北大学学長などを経て
05年から現職。光ファイバーなどの発明で知られる。
文化勲章受章。79歳。
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工学の「工」の字には、こんな意味がある。上の横棒は自然、下の横棒は人と社会を表し、それを縦棒でつなぐ。つまり、自然を有効に利用することで、人間に幸せを与える。私は若いころから、このことを肝に銘じて研究を続けてきた。
約2千年前に水車、1千年前に風車が発明された。約250年前には3人の大発明により蒸気機関が完成し、人類は過酷な労働から解き放たれた。英国グラスゴー大学のウィリアム・トムソン教授は英米間に銅線を敷設して、高速通信の基礎を築いた。エジソンは電球の発明で、人類に夜の文化をもたらした。フォードは、自動車を大衆の道具とした。科学技術の発展とエネルギーの利用は、文化を向上させ、人口を急増させた。
近年、インターネット犯罪が多発し、地球環境の悪化が深刻となったのをみて、科学技術はけしからん、罪悪だという人もいる。しかし、それは科学の責任ではない。新たなものには弊害がつきものだ。倫理観を確率するなど、行きすぎを是正すればいい。
ただ、地球環境の悪化には、私も危機感を持っている。産業革命後、大気中のCO2濃度は指数関数的に増加していて、2200年には3%に達すると思われる。4%になると、動物は呼吸できなくなる。
もう化石燃料の利用はやめるべきだと思う。過去に放出されたCO2は、大気だけでなく、メタンガスの状態で海底に蓄積されていることも、最近分かってきた。しかし、これをくみ上げて使うことには賛成できない。CO2の循環を破り、取り返しのつかない事態を招く恐れがある。
最も期待できるのは水力だ。これを活用すれば、石油に匹敵するエネルギーを得ることができる。植林も大切だ。しかし木材は、濃度の濃い炭素には戻らない。CO2を減らすことには大きな期待は出来ないと思うが、緑は穏やかな気候をもたらし、水資源を確保し、動物と植物の共存共栄に役立つ。自然の安定的な維持装置として森林を増やしていく。それを、「工」の意味のように、有効利用していく。人間の生存を確かなものにしていくのは、緑と科学技術ではないか。