電脳筆写『 心超臨界 』

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不都合な真実 《 日本で新型コロナウイルスが急速に広まった理由——小森義久 》

2024-07-23 | 05-真相・背景・経緯
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いま日本全体を苦しめる新型コロナウイルスは中国の武漢から人間の体内に入って、航空機で空を飛び、直線を描くようにして日本の国内に侵入してきたのである。だからこそ私もこの章の冒頭であえて改めて「中国の武漢で発生した新型コロナウイルス」と書いたのだった。「武漢→日本」というウイルス伝染の経路はさらに別な形でもいやというほど立証された。この判断には医学的な専門知識の必要はない。単なる1プラス1=2、という常識の範囲内のあまりに明確な事実関係なのだ。


◆日本で新型コロナウイルスが急速に広まった理由

『新型コロナウイルスが世界を滅ぼす』
( 古森義久、ビジネス社 (2020/5/2)、p98 )

日本でなぜ武漢で発生した新型コロナウイルスが急速に広まったのか。

この問いへの答えは、いまではあまりにはっきりとしている。その結果、取るべき対策がなんだったかも、あまりに明白だといえる。

日本でのウイルスは武漢で感染した人間が日本に直接に入ってきて、動き回ったから広まったのである。「中国・武漢→→日本各地」という直線的な感染経路が、いやというほど確認されているのだ。

だから効果的な対策としては、もっとも簡単に述べるならば、その経路での人間の移動を止めることがベストだった。

しかし、そうはいかなかった。

なぜなのか。

日本でコロナウイルス感染者が最初に発見されたのは2020年1月16日だった。

厚生労働省は同日、武漢市に滞在後、日本に帰国した神奈川県在住の30代男性から中国で検出されたのと同じ新型コロナウイルスが確認されたことを発表した。

この男性は日本在住の中国人だった。武漢市に里帰りしていたのだ。実家の父親も新型コロナウイルス感染を発症していた。その男性は日本に戻るまでの間。武漢市内で父親と生活するなど濃厚に接触していたという。あまりにも明確な「武漢→日本」という感染経路だった。

日本での第2の感染者は1月24日に東京都内の病院で確認された武漢市在住の40代の男性だった。

武漢から香港経由で日本には19日に入国し、症状が出たので東京の病院で治療を受けて、コロナウイルス感染が判明した。

第3は1月25日に東京の病院で診断された武漢市在住の30代の女性だった。武漢からは21日に日本に入国していた。

第4は1月26日に愛知県内の病院で感染が確認された武漢市在住の40代男性だった。武漢から日本に22日に入国していた。

第5は1月28日に武漢市在住の40代の男性が愛知県の医療施設でウイルス感染を確認された。

以上、ここまで5人の感染者はすべてが来日の直前まで武漢に滞在、あるいは居住していて、そのまま日本に入国した男女ばかりだったのだ。

これほど明確な感染ルートはないではないか。

いま日本全体を苦しめる新型コロナウイルスは中国の武漢から人間の体内に入って、航空機で空を飛び、直線を描くようにして日本の国内に侵入してきたのである。

だからこそ私もこの章の冒頭であえて改めて「中国の武漢で発生した新型コロナウイルス」と書いたのだった。

「武漢→日本」というウイルス伝染の経路はさらに別な形でもいやというほど立証された。

この判断には医学的な専門知識の必要はない。単なる1プラス1=2、という常識の範囲内のあまりに明確な事実関係なのだ。

日本での第6番目の感染者として判明したのは1月28日、奈良県在住の60代の観光バス運転手だった。

日本での感染者の第1番目から第5番目まではすべて中国人だったが、6番目で初めて日本人、しかも武漢には足を踏み入れたことのない人が感染者として判明したのだ。

この運転手は武漢からの中国人観光グループを乗せたバスを運転し、長時間をともに車内で過ごしていた。伝染性の強いウイルスが人から人へ簡単に移ることの証明だった。

ちなみに同じ1月28日、北海道で観光旅行中だった武漢市住民の中国人の40代女性もウイルスに感染していることが判明した。

7番目の感染者となった。

そしてさらに1月29日には大阪府在住の40代の日本人女性の感染者が出た。観光バスのガイドだった。日本国内での8番目の感染者だった。

この日本人女性も武漢も中国も訪れたことはなく、日本国内で武漢市からの団体旅行客を乗せたバスに1月12日から17日まで同乗して、案内役を務めたという。前期のバス運転手のケースと同じだった。

ここでも間接の感染が起きていたのだ。

以上の日本での最初の感染の8例をみると、うちの6例は武漢市での感染者の直接の日本への入国だった。他の2例は武漢の感染者との日本での接触の結果だった。

だから邪悪なウイルスは日本では武漢からきた感染者によってもたらされ、さらにその感染者と接触した日本国民一般へと広がっていったのである。

すべて武漢から日本へ、というウイルスの伝播のルートだったのだ。

この感染を防ぐには「武漢→日本」という人間の流れを止めればよかったのだ、というのはだれがみても明白だった。

因果関係があまりにはっきりとしていた。だからその「因果」を逆にひっくり返せば、よいのである。もう取り返しのつかないことではあるが、日本へのそれ以上の感染を止めるには、まず「武漢→日本」の人間の流れを止めることがもっとも効果的な防疫対策だったことはだれにでもわかる理屈だろう。

だが現実には、この「武漢→日本」の人の移動はその後も続いていたのである。

しかし日本政府はその時点では、入国制限のような措置をとる気配はツユほどもみせなかった。
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