電脳筆写『 心超臨界 』

人生は歎き悲しむよりも
笑いとばすほうが人には合っている
( セネカ )

こころの一冊 《 「チキンスープ・ライスいり」――後藤啓子 》

2024-07-05 | 06-愛・家族・幸福
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
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■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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  人生は良書だと思う
  深く入り込めば入るほどより豊かな意味が見えてくる
  ( ハロルド・S・クシュナー )
  I think of life as a good book. The further you get into it,
  the more it begins to make sense.
  ( Harold S. Kushner, American rabbi, 1935- )


1月から12月まで、どのページも「チキンスープ・ライスいり」で終わる、温かくユーモアあふれる絵が楽しい詩の本です。1月はスケートをはいて氷の上をすべりながら、ほかほかのチキンスープをすすります。「一くち ススス 二くち ススス」


「チキンスープ・ライスいり」
 【 モーリス・センダック・作、神宮輝夫・訳、冨山房 】

毎月のごちそうに舌鼓―― かいだんぶんこ・後藤啓子
(「こころの一冊」09.01.30日経新聞(夕刊))

幼い子供は何であれ、食べ物が出てくる本が大好きです。この本に登場するのはチキンスープ、でもただのスープではありません。ライス入りです。子供と一緒に読んでいると、「ライス入り?」という思いが頭の中をうずまくようで、満面の笑顔に「おいしそう、それ食べたい!」ということばが飛び出します。

1月から12月まで、どのページも「チキンスープ・ライスいり」で終わる、温かくユーモアあふれる絵が楽しい詩の本です。

1月はスケートをはいて氷の上をすべりながら、ほかほかのチキンスープをすすります。「一くち ススス 二くち ススス」

2月は去年作った雪だるまが1歳の誕生日をむかえました。雪だるまにはケーキを、ぼくにはもちろんライス入りのチキンスープで、「おめでとう一くち。おめでとう二くち」

チキンスープを楽しむのは寒いときだけでしょうか? いえいえ、そんなことはありません。

5月は小鳥が、すてきな巣の中にスープをつくります。とろーり、とろーりかきまぜて造るのは、もちろんチキンスープです。

かんかん照りの8月だって、やっぱりチキンスープ。みんな暑くて、まるでぐつぐつのおなべです。

10月はお客を呼びます。トーストをひたしたチキンスープ・ライス入りのごちそうに、魔女と子鬼とゆうれいが「ほ、ほ、ほーう」とこわい声で喜びます。

見開き2ページでひとつの場面が完結するこの絵本を、目で追っていた大人は「同じことの繰り返しで飽きる」といいました。ところが声に乗せるのを聞いたとたん、「面白い!」に変わりました。携帯でゲームに夢中だった4年生もそばによって来ました。

声にしたとたん生き生き動き出す本は、子供の心の動きまで見せてくれます。子供の耳がピッと立つことばには、人のつながりを呼び起こす力を感じます。

子供の手になじみやすい小形の絵本です。
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