電脳筆写『 心超臨界 』

我われの人生は我われの思いがつくるもの
( マルクス・アウレリウス )

生きるための杖ことば 《 主人公——松原泰道 》

2024-06-20 | 03-自己・信念・努力
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
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■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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よく「自分」と言う。この自分をよく考えてみると、常識的で感性的な自我(エゴ)と、その底に本質的な理性的な自己(セルフ)との二人の自分がともにある「同行二人(どうぎょうににん)」が、自分を構成している。それが人間である。「主人公」とは、エゴの方でなくセルフの自分だ。自分の中にいるもう一人の自分を「主人公」と名づける。主人公は、自分を自分たらしめる深いいのちであるから、宗教的にこのいのちを観音さまとも如来さまとも呼ぶ。


◆主人公

『生きるための杖ことば』
( 松原泰道、全国青少年教化協議会 (2001/04)、p172 )

中国・唐の瑞巌寺(ずいがんじ)の師彦(しげん)和尚は、いつも石上で坐禅をした。坐禅をしながら、ときおり“主人公”と自分に呼びかけ、“はい”と自分で答える。自問自答して自分のめざめに励んだという。

よく「自分」と言う。この自分をよく考えてみると、常識的で感性的な自我(エゴ)と、その底に本質的な理性的な自己(セルフ)との二人の自分がともにある「同行二人(どうぎょうににん)」が、自分を構成している。それが人間である。

「主人公」とは、エゴの方でなくセルフの自分だ。自分の中にいるもう一人の自分を「主人公」と名づける。主人公は、自分を自分たらしめる深いいのちであるから、宗教的にこのいのちを観音さまとも如来さまとも呼ぶ。

同行二人の旅であるから、エゴとセルフはつねに語り合わねばならぬ。セルフの声を聞いてエゴははじめて自分の歩みの過失に気づくであろう。エゴとセルフの対話量が多いほどその人生は豊かだが、逆の場合の人生は貧しいであろう。

最近は、とくに営業成績をいかにして上げるかで、各業界の当事者は苦心している。

琉球銀行の渡慶次実(とけしみのる)氏は、その参考書としてマックスウェル・マルツの『サイコ・サイバネティクス』を挙げ、その一部を同行の機関紙「りゅうぎん」(121号)で紹介している。

「人間の行動に大きな影響を与えるものは潜在意識である。この潜在意識は意識の命令によって働く。人間はイメージの定着によって目標に達することが出来るが、それには一定の間隔でくり返すことが必要だ。富豪ナポレオン・ヒルは念仏でも唱えるように、毎日自らの目標を言い聞かせ、目標を達成したときの自分の姿を鮮やかに見たという」

商魂もここまで来ると信仰みたいなものだ。禅の“主人公”とは異質だが、おもしろい。
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