電脳筆写『 心超臨界 』

我われの人生は我われの思いがつくるもの
( マルクス・アウレリウス )

用意ができたとき師が現われる 《 磁気共鳴血管描画(MRA)——小泉英明 》

2024-07-16 | 03-自己・信念・努力
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
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禅の中に、「用意ができたときに師は現われる」という教えがあります。自分に準備がなければ、すべては無意味な存在でしかないということです。意志が生まれたとき、手をさしのべる師は現われる。師はいたる所にいる。ふと目にした新聞の記事や子供の質問に答えた自分の言葉であることもある。「師はどのように現われるのか?」との質問への答えは、「これがそうだ」という以外にない。たとえば死にかけた虫を見て、自分の中に同情心がかき立てられた瞬間に、師が出現したことになるのである。


巨大な電磁石で造った磁気共鳴画像装置(MRI)の製品第1号機を、1984年に東京の病院に納めた。お手本がなかったから問題も続出した。医師から故障として指摘されたのは、頭部断層像に時折、光る点が現れる現象。昼間は診断に使われているから、故障の修理は深夜の仕事だ。明け方まで、いくら調べても装置自体には異常がない。


◆磁気共鳴血管描画(MRA)

瓢箪から駒――日立製作所フェロー・小泉英明
(「あすへの話題」09.11.20日経新聞(夕刊))

巨大な電磁石で造った磁気共鳴画像装置(MRI)の製品第1号機を、1984年に東京の病院に納めた。お手本がなかったから問題も続出した。医師から故障として指摘されたのは、頭部断層像に時折、光る点が現れる現象。昼間は診断に使われているから、故障の修理は深夜の仕事だ。明け方まで、いくら調べても装置自体には異常がない。途方にくれて翌日は、信号の移送変化というのをチェックしてみた。すると指摘された光る点と同時に、拍動する心臓の画像にも同様な位相変化が現れた。どうも「動く」ことに関係がありそうだ。

仲間と一緒に病院の脚立を持ち出し、ポリタンクの水を高い位置からビニール管で床のバケツへと流し、そのビニール管をMRIで撮影した。水がバケツにたまる時間と量から、ビニール管を流れる水の速度が分かる。この簡単な実験でわかったのは、光る点の正体は太い血管を流れる血液。装置の故障ではなかったのだ。血管を流れる血液だけが見えれば新技術が生まれる。研究所と連携してさらに詳細な実験を繰り返し、磁気共鳴血管描画(MRA)の基本特許を出願・権利化した。瓢箪(ひょうたん)から駒だった。

この原理を見つけて5年後、第1回国際MRA会議がイタリアのラクイラで開催された。晩さん会が開かれた古城には、松明(たいまつ)がたかれた石橋を渡って、招き入れられた。20年前の懐かしい思い出だ。

今ではどのMRIも、MRA機能を備えるようになった。ヨウ素を動脈に注ぐX線血管造影より安全で苦痛もなく、血管の走行が立体的に見える。動脈瘤(りゅう)も発見できるから、破裂してクモ膜下出血という悲惨な事態も予防できるのだ。
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