電脳筆写『 心超臨界 』

神は二つの棲み家をもつ;
ひとつは天国に、もうひとつは素直で感謝に満ちた心に
( アイザック・ウォルトン )

意識をセルフ・リメンバリング(自分を忘れないようにすること)と表現した――グルジエフ

2024-05-12 | 03-自己・信念・努力
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グルジエフによれば、意識を発達させようとする試みは、自分自身の中に、自己を正直かつ客観的に観察するために新しい“中枢”を創設することにほかならない。そして、自分の中につくった意識の“止まり木”から自己をたえず観察することによって、自分の“システム”がどのように作動しているかを知ることができる。意識の自己統合化によって、人は迷いや誤解から解放され、自らが所有するあらゆる行動能力が向上するという。


◆意識をセルフ・リメンバリング
(自分を忘れないようにすること)と表現した――グルジエフ

『みたい夢をみる方法』
( チャールズ・マックフィー、講談社(2000/11)、p282 )

人間の意識の問題に取り組んだ研究の中で、ロシアの哲学者グルジエフの書いた本ほどおもしろいものはないだろう。彼の著作はあまり広く知られてはいないが、意識に関する彼の主張は、明晰夢にもそのまま当てはまる。実際に自分の意識能力の向上に取り組んだことがある人なら誰でも、グルジエフの主張に納得できるだろう。

グルジエフは意識の意味を明確に定義した点で、ほかの哲学者とは異なっている。彼は意識をセルフ・リメンバリング(自分を忘れないようにすること)と表現した。セルフ・リメンバリングの概念は、先に私たちが検証した明晰夢における意識にきわめてよく合致している。

グルジエフは、意識の発達こそあらゆる精神的成長の土台であると信じていた。彼は人間の精神的成長度を、知的能力だけでなく、経験的な能力(感覚や行動)によっても測定した。つまり、人間の経験的能力には意識能力の成長が要求されるというのである。

彼によれば、意識を発達させようとする試みは、自分自身の中に、自己を正直かつ客観的に観察するために新しい“中枢”を創設することにほかならない。そして、自分の中につくった意識の“止まり木”から自己をたえず観察することによって、自分の“システム”がどのように作動しているかを知ることができる。意識の自己統合化によって、人は迷いや誤解から解放され、自らが所有するあらゆる行動能力が向上するという。そして、彼は、意識をもたなかったなら、人間は個性も合目的性もなく、たんに自動的な反応行動をするだけの一生物でしかなかっただろうと述べている。
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