電脳筆写『 心超臨界 』

神はどこにでも存在するというわけにはいかない
そこで母をつくられた
( ユダヤのことわざ )

自分を鍛える! 《 自分の「預金」以上の能力を引き出そうとしていないか――ジョン・トッド 》

2024-05-17 | 03-自己・信念・努力
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自分にはいったい何ができないのかを心得ていることは、できることを心得ていることと同様、きわめて大切なことである。他人の知性にふれることによって自分の知性が磨かれたり、頭脳がいっそう明晰になったりするだけでなく、鍛えられ、自分の能力に関して謙虚になれるのである。


『自分を鍛える!』
( ジョン・トッド、三笠書房(2002/02)、p36 )
1章 ものを「考える頭」には限界がない!

◆自分の「預金」以上の能力を引き出そうとしていないか

自分自身を知ることもまた、一つの重要な勉学である。

世の中には長い知的訓練を経ないで高い地位までのしあがり、その地位を保ち続けた人も何人かいる。しかし、繰り返し、正確に他人から自己の能力を評価されていないと、知識をひけらかすうぬぼれ屋になってしまいやすい。

自分にはいったい何ができないのかを心得ていることは、できることを心得ていることと同様、きわめて大切なことである。他人の知性にふれることによって自分の知性が磨かれたり、頭脳がいっそう明晰になったりするだけでなく、鍛えられ、自分の能力に関して謙虚になれるのである。おこがましくもあなたが自分も身につけたと言ってはばからない学識など足もとにも及ばないような、高度の学識とすぐれた頭脳を持った人々に少なからず出会うことになるだろう。

真剣に勉強する人たちと一緒に何年も学ぶと、しまいに自分も非常に賢くなったような気になれる人、あるいはひとかどの人物になった気になれる人というのは、きっとその本性に何か生まれつき欠陥があるに違いない。実際にはその時その人はようやく学問の出発点に足を踏み出したばかりで神の無限の創造行為と同じく無限に広がる知識と進歩の領域をやっとかいまみたにすぎないのだ。

ところで人は、なぜ自分自身を正確に知る必要があるのだろうか。自己を過大評価するとどうなるか。私の答えは、たとえて言えば、預金以上の金額を引き出そうとしても、ふつうは絶対にそうはさせてもらえない、ということだ。誰の心にもすくなからず虚栄心があるし、他人の価値に関しては、どうしても認めざるを得ない最小限の価値しか認めようとしないものだ。したがって、あなたがもし自分の学識や価値を過大評価している連中の中に名を連ねたりすれば、あなたの価値にけちがつけられ、不愉快な思いをさせられることになる。

同じ学識の持ち主なら、謙虚な人のほうが、生意気な人間よりも、同朋からはるかに思いやりや善意を受けやすいものである。その謙虚さがゆるぎないものであるためには、それは正しい自己認識に基づいていなければならない。そして、これこそ勉学の成果であろう。
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