電脳筆写『 心超臨界 』

一般に外交では紛争は解決しない
戦争が終るのは平和のプロセスとしてではなく
一方が降伏するからである
D・パイプス

それでも桃の花は美しく咲く――松原泰道禅師

2024-08-18 | 03-自己・信念・努力
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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この句の前に「人面不知何処去」(人面(じんめん)は知らず何(いず)れの処(ところ)にか去る)という句があって、対句となっています。去年会った人は、もうどこかへ去ってしまって、そのゆくえは杳(よう)としてわからないけれども、桃の花は、今年も去年と同じように、春風に微笑むがごとく美しく咲いているという意味です。


◆桃花依旧笑春風

『人生をささえる言葉』
( 松原泰道、主婦の友社 (2001/05)、p203 )

59 桃花依旧笑春風(とうかきゅうによってしゅんぷうにえむ)
  ――『槐安国語(かいあんこくご)』

  それでも桃の花は美しく咲く

この句の前に「人面不知何処去」(人面(じんめん)は知らず何(いず)れの処(ところ)にか去る)という句があって、対句となっています。去年会った人は、もうどこかへ去ってしまって、そのゆくえは杳(よう)としてわからないけれども、桃の花は、今年も去年と同じように、春風に微笑むがごとく美しく咲いているという意味です。

一応この句は、「世の中の人間は変わるけれども、自然は少しも変わらない」と解釈できます。生きとし生けるもの、あらゆるものは変わるのです。無常、すなわち変わらないものなどこの生死の環境には一つもありません。人も桃の花も無常であることに変わりはありません。ただ人間は無常を悲しみますが、桃の花は何事もなかったかのように、にっこりと春風に微笑んでいる。この強さ、明るさを読みとり学ぶべきでしょう。

この語と似たような意味の詩句に「年々歳々花相似、歳々年々人不同」(年々歳々(ねんねんさいさい)花相似(はなあいに)たり、歳々年々(さいさいねんねん)人同(ひとおな)じからず)があります。(『唐詩選』)。毎年毎年、花は同じように咲くけれども、人の世は変転きわまりなく、毎年毎年、その顔ぶれは変わる、という意味です。
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