もう1週間ほど前のことになりますが、T2に出かけたメンバー達が帰国した頃をみはからって、私はオーガナイザーの先生に電話をかけました。
突然参加できなくなった、という旨を友人から伝えてもらったきりになっていますので、礼儀として直接やはりお伝えせねばね。
先生は、ご自身のお父さまをやはりくも膜下出血で亡くされたということで、とても親身になってくださいました。
「今後T2の開催はどういうスケジュールになっているんですか?」と尋ねてみました。
すると、少なくとも来年は一切予定がない、ということがもう決定しているそうです。
ですからどんなに早くても2014年度以降にしかT2、T3の開催は見込めそうもないわけですね。
ふんふん、まぁ、予測はしていましたよ。
今年この「ティーチャーズ特別企画」で大量にティーチャー希望者を募ってしまったのだから、その次の年に「改めて希望者いる?」って言ったって、そうはいやしないよね~
そして「これはまったく根拠のない僕の予測にすぎないけれど」と前置きしたうえで、先生はこう言われました。
「次の開催には、講師はマイクじゃないかもね。」
マイクはもうすでに2,3年前からこれだけのハードスケジュールを毎年毎年続けていくのはもう限界だろう、と思われるからだ、ということです。
マイクのスケジュールは別としても。
私も、T1~T3のコースのティーチャーについては、疑問に思っていることがありました。
T1に関してはマイク以外にも非常に少数ではありますが、日本のティーチャーの中にも教えることができる方がいらっしゃいます。
しかし、T2、T3となるとマイクしかいません。
これはどうしてなのか?
その理由が私にはよくわかりませんでした。
ティーチャーを育てるためのティーチャーがそんなにホイホイと誕生するわけではないことはわかりますが、T1の権利をもったティーチャーがなぜ、T2やT3は教えられないのか?
不遜ながら言わせていただくと、T1の人であれば、L2もL3も教えられるのではないか、という気がするからです。
それは、やはりL1はオーラソーマのほぼ全貌を教えている、と思うから。
L2、L3についてはそれを更に掘り深めていく、という感じです。
2004年度にL1を教えることのできるティーチャーを育成するT1の授業ができる、(ややこしいですね)という権利をもった日本人ティーチャーが、それから8年という歳月が経過しているにもかかわらず、相変わらずその先のT2、T3を教える権利は与えられない・・
これはどういうことなのだろう・・?
マイクには何か腹づもりがあるはずだ、と思っていました。
私ごときの1プラクティショナーがそんなことを感じるくらいですから、いろんな方がいろんなことを感じているようです。
今回もT2が行われる前にグラストンベリーのツアーに行かれた人からは、
「マイクはこれから何か新しいつながりをまた求めている気がした。」というような実に予言的でスピリチュアルな感想を聞きました。
そして今回T2に同行されたティーチャーからは、
「次の開催は、マイクじゃないかもね。」というやはり予言めいたさきほどの発言を聞いたわけです。
いま、オーラソーマは転換期にあるのかもしれません。
でも、そういう言い方をすれば、これまでにも何度も転換期はあったのでしょう。
それはトップにいるほんの1握りの人たちが感じるものから、オーラソーマが世間に広まっていって一般の方までもが感じるものからさまざまでしょう。
誰がどう考えたってヴィッキーさんが亡くなったときは転換期だったでしょうし。
オーラソーマが日本に紹介されて、最初の頃こそこれはすごい勢いで火がつくのでは・・!と思われるような広がりを見せたけれど、それからは思うように広まっていっていない・・ そんなふうにマイクが感じているのでは、という話も聞いたことがあります。
そしてそれについては私はとても意外に感じました。
私自身は、マイクがマスコミを使って、どぉーっといっぺんに火がつくような広まり方はしてほしくない、と言っているというように常々聞いていたからです。
そして日本という国はトレンドものに弱く、いったんブームに乗るとガーっと人が集まるけれど、その波が引いて飽きられるのも早いというのは数々の商品を見てきて思うことですから、そんなふうにオーラソーマはなってほしくない、本当に理解してくれる人達だけの間に地道に根付いていけばいい、とマイクが思っているのなら、それはそれで納得できるわ、なんて思っていました。
けれど、ひょっとするとマイクも私と同じく、「オーラソーマで生計をたてていく」ということについてのジレンマがあるのかもしれません。(もちろんレベルが違うけどね・・)
組織が大きくなればなるほど、その人たちを食べさせていかなければならないわけですから。
そのためにはもっと今よりもスピードを速めて、オーラソーマが広く浸透する必要があるのかもしれません。
そして・・・
これからは、ただこれまでと同じ形、同じやり方ではスピードを速めて広まっていく、なんてことは難しいなんてことをひょっとするとマイクはその肌で感じ取っているのかもしれません。
そして、とりあえずシンプルな考え方として、一般の裾野を広げる、ということは、プラクティショナーのところへコンサルテーションを受けに来る人たちを増やす、ということです。
そのためにはプラクティショナーの数を増やさなくてはならない。
どうしたらプラクティショナーの数が増えるのか、といえば、それはそれだけのプラクティショナーを育成するティーチャーを増やさなくてはならない。
そういう意図をわかったうえで、「よし、私がこれからの次代をになうティーチャーになろう。」というティーチャーを、マイクは自分の手で生み出したかったのかもしれません。
そしてそれが今回の「ティーチャーズ特別企画」というカタチとなったのかもしれません。
そんなことを考えました。
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