GW連休に連チャンでゴルフに行ったあげく、GWが明けてもたまたまお誘いが重なり、ほんとうにゴルフ三昧の日々です。
先日は、土岐市にある「新陽カントリー」(実際は多治見ICから降りていくほうが近いですけれどね。)に行ってきました。
「新陽カントリー」は、男子プロのトーナメントも行われるとても難しいコースで有名なところです。
フェアウェイは比較的広くて一見攻めがいがあるように見えるのですが、非常に戦略的でトリッキーなホールもあったり、浮島のショートホールなど名物ホールもあります。
例えばロングホールでは3つのフェアウェイが用意されていて、右はもっとも安全で簡単だけれどグリーンまでの距離が一番長い、左は右ほどではないが若干フェアウェイが狭くなる、そして真ん中は極端にフェアウェイが狭く両側とも池だけれど果敢に攻めればグリーンまではパー4くらい短くなる・・さぁ、あなたはどこから攻める?というようなコースがあります。
このように一応、チャレンジの選択肢は用意されているんです。
だから、自分のレベルや攻めたい気持ち、守りたい気持ちに合わせて選べばいいように見える。
だけど、この選択肢というやつがゴルフにとってはクセモノです。
今のホールの例で言えば、じゃあ、私はヘタだから距離が長くなってもかまわないから右から攻めよう、と思っても極端なスライスや引っ掛けが出ればやはり池には落ちるようになっているわけです。すると、「あーあ、せっかく安全に行こうと思ったのにまったく意味なかったわ。これだったら真ん中から思い切って攻めてみればよかった。」と言うような後悔が残ります。
つまり、ヘタなうちはいろんなショットが出るのがヘタということなのですから、安全な道を選べば確実な保証が得られる、というわけでもなんでもない、という程度の危険性はあるわけです。
このコースで私は完全に打ちのめされてしまいました。
かつて見たこともないような、ゴルフを始めた頃のようなスコアで帰ってきてもうゴルフなんてやめたい、という気持ちになってしまいました。
ずっと前にも一度「新陽カントリー」に来たときもそうでした。
最終ホールのグリーンなんて、3段グリーンになっているあげく、3段目のぎりぎりはしっこにカップが切ってあるもんだから、下につけちゃったらグリーンにオンしても何の意味もない、ってことになっちゃって、思い切って打って3段目どころかグリーンの外に出てしまうと今度は池に落っこちちゃうかもしれない、ってリスクもあり、おそるおそるパッティングすると今度は登りきらない。ここで私は登りきらないパッティングを2打続けたあと、今度は戻ってきたボールに勢いがついて再びグリーンを外してしまい、冗談でキャディさんに「ドライバーもってきてください!」って言ったことがあります。
今回も同様に打ちのめされて、私はハタと考えました。
よく「ゴルフは人生の縮図だ。」なんて言う人もいます。
生きていればいろんな試練に耐えたり、決断しなければならなかったり、時には耐えたりなんてことがあるわけですが、それらが全部18ホール回ってこれば詰まっている、という意味です。
それを私は「ごもっとも!」と今まで思ってゴルフではいろんなことが学べるから打ちのめされるようなことがあっても精神力を鍛えなければならないんだ、と思っていました。
そして、そういうことを学ぶためにはいろんなゴルフ場に行くことこそがいろんなタイプのチャレンジを学べるのだ、と思っていました。
でも、今回、考えを変えました。
「試練はそれを求める人にのみ許されるチャレンジだ。」と。
うまくなりたい!と思ってコースに立ち向かう。
ゴルフは誰かに勝つ、というようなスポーツではなく、自分と向き合うスポーツです。自分とコースとの戦いです。
そして18ホール回ってくるうちにいろんなことがあるけれど、全部自分が選択、決断して行なったことなのだ、という自覚を持つ。
これが本筋です。
だけれど、それはあくまでこのコースは今の自分のレベルから考えてチャレンジするにふさわしい、と思い、その間、思わずアクシデントなどに見舞われ試練を受けようともそれは自分で求めたチャレンジなのだ、と思える人にのみ辛いけれど楽しいことのはずです。
今の私は、ゴルフはそりゃああわよくばうまくなりたいけれど、うまくなるために血のにじむような練習を積み重ねる、という気持ちは毛頭ありません。
そもそも何年か前までは日曜日のたびごとに熱心に練習にいって少しでもスコアアップしたい!と思っていたときがありましたが、膝の故障とともに100球以上打つと膝が痛むようになってからは、思い切り練習できないなんてつまらない、ともう練習すること自体をいっさいやめてしまいました。
それでも最近誘われれば一緒に回ってもらう人に失礼だから、と事前に多少調整のつもりで打ちっぱなしに行くことはありますが、あくまでもメンテナンス、現状維持の練習です。
そんなヤツが、すごく練習をつんできた人こそふさわしいというようなこんな難物のコースに来てはいけない、と思いました。
つまり、チャレンジする権利がない。
へらへらとどんな結果であろうともピクニックのつもりで「ただ、回ってきた~、いい景色だったぁ~、ゴルフも散歩の代わりと思えばいいよね~」くらいのノリで割り切れるならいいですけれど、チャレンジする権利がないとわかってはいても、それがぺちゃんこにされるようなスコアとなって跳ね返るとやはり落ち込んでしまう、となれば来るものではない、と思いました。
今の私にふさわしいレベルのコースがあるはずだ。
だからそういうところに行けばいい。
今の自分に与えられた力、状況に見合ったチャレンジしかするものではない、とつくづく思いました。
人生もこれと同じだと思います。
チャレンジ精神はすてきですが、今の自分とかけ離れた高みにいきなりチャレンジしてもそれで自分の実力がはかれるものではありません。
でも、挫折した場合人間ですから、やっぱり落ち込んでしまう。
そんな落ち込みはもったいない。
ちゃんと自分の身の丈にあったチャレンジをしていればそんな無用な落ち込みは経験しなくてもすんだはずなのだから。
向こうからやってくる試練のように見える場合も同様だと思います。
ときに「その人が乗り越えられる試練しか、その人のところにはやってこない。」といいますが、ある日突然試練がふってわくことはないのだ、と思います。
それはやはりその人が引き付けたものだ。
引き付けたものであれば、自分でチャレンジすると宣言したことなのだから、必ず乗り越えられるはずだ、と私も思います。
このように人生という大げさなものまで考えさせてくれちゃうところがやっぱりゴルフって「人生の縮図」「試練」なのかなぁ。
お知らせ
さて、先月お知らせしたとおり、以前もおこないました岐阜市北方にありますイタリアンレストラン「ヴァレンシア」さんにて、オーラソーマのセッションを行います。
毎月 最終火曜日ですので、今月は26日(火)です。
詳細は、「オーラソーマヒーリングサロン 些々羅」に載せました。お時間の許す限り、是非のぞいてみてくださいね。
オーラソーマヒーリングサロン「些々羅」では、メールにてコンサルテーションのご予約を受け付けております。受付営業時間は月~土(AM10:00~PM4:30)です。
刻々と予約状況が変わるため、まずはメールにてご希望の日時をお聞かせください。
場所は、名鉄岐阜駅から徒歩5,6分のところです。(駐車場1台分有)
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