ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

宇宙の暦は13ヶ月

2009-05-02 07:53:14 | うんちく・小ネタ

私たちが自然のリズムにまかせて暮らすとすると、ほんとうは1日24時間じゃないってこと知ってますか?

私はずーっと前にチラとまさしくそれだけのことは知っていました。深くは探求してませんでしたが。

なぜかというと、あるときたまたまテレビの番組で実験をしていたんです。

時計を取り払い、太陽光さえさえぎった洞窟の中で1週間ほど自分の体のリズムだけに正直に暮らすとどうなるか、という実験。

もう何年も、ヘタすると何十年も前のことですが、確か実験台になった人はフリーにもなっていない頃の徳光アナウンサーだったと記憶しています。

たぶん、1秒のなかに何文字の言葉をおさめることができるか、というタイムキーピングにシビアなアナウンサーだからこそよけいに敏感に時間の流れを感じ取れるのではないか、という人選だったと思います。

で、結果がどうなったかというと、見事に実際の時間の経過に対して少しずーつズレていくんです。

1日目はほとんど正確だった。でも、何分かはズレる。

2日目。やはり何分かはズレるので、それが前の1日分とたまって10数分になる。

こんなことが1週間たまると何時間、というズレになっているのです。

私たちが普段つかっている暦は「グレゴリオ暦」というものです。

これは16世紀に、時の教皇グレゴリオ13世が制定したもので、政治的にえいやっで「皆の衆! 今日からこの暦で生活すべし。」と決めたものです。

え! 暦なんてこの世に人類が誕生してからなんとなくそこに「ある」って思ってた・・って感じですか?

意外と歴史は浅いんですよ。

それまではユリウス暦という暦が約1600年にわたり、ヨーロッパで標準暦として使われていました。


では、なぜ、急にグレゴリオ13世は暦を変えたのか?

それは、ユリウス暦だと春分の日がドンドンずれていくということが判明したためです。春分の日を基準にして祭事を行うことを大切にしてきたキリスト教ではこれでは不都合だ、ということで大幅な暦の改革を施したのでした。

その後、大航海時代を経て、グレゴリオ暦は世界中に広まり世界の標準暦となったのでした。

暦というような自然のリズムを刻むものに準じていると思われているものが政治的な圧力で決められるのですからそこになんらかのひずみがあっても当然かもしれません。

ましてや、たった1日の春分の日のために決められたような暦なのですから。

そこで、グレゴリオ暦では4年に1度「うるう年」というものを設けて、何十時間もたまったズレをそこで一度えいやっでリセットするのです。


じゃあ、もっといい暦ってないの? こんな無理やりなズレをいちどきに引き戻さなくても毎日毎日太陽や月のリズムに合わせて過ごせるような暦が、と思うでしょう?

それがマヤ暦なのです。

マヤ暦とは1ヶ月を一律28日と定め、1年を13ヶ月とするものです。

中南米の密林の中に、多くのピラミッドや建築物を残し、歴史の流れから孤立するように、忽然と現れ消えていったマヤ文明。

この神秘的な文明の最も特徴的なところは、現代の天文学に匹敵するほどの高度な天体運動に関する知識と、これを記述する独自の数学体系、そしてその知識を活用した精緻なカレンダーシステムを保持していたという点です。


1年を13ヶ月と捉えるとどういうことが起こるのか。

毎月を28日ととらえるということは、月の満ち欠け(約29.3日)と、月の公転周期(約27.32日)のおよそ中間にあたる28日で毎月をカウントしているということです。

そして、13ヶ月×28日=364日と、特定の月、日付、曜日に対応しない「時間を外した日」という特別な1日を付け加えた365日で1年が成り立っています。

したがって、太陽暦でありながらも、同時に月の動きも綺麗に包括した太陰暦の要素も内在しているのです。また、毎月の28日は1週7日間の4週によって構成されていますので、このことによって毎月同じ日にちが同じ曜日に固定されるというわかりやすいものです。

それに引き換え、グレゴリオ暦は毎月の日数はばらばらで、しかもその配列は不規則だし、曜日と日にちの関係も毎月変わってしまいます。「月」という概念がありながら、月の満ち欠けや動きのことは何も考慮されちない区切り方になっている暦なのです。

もともと政治的なもので暦は決められていますから、これまでにもグレゴリオ暦に変わるこの「13ヶ月案」を世界の標準暦にしようという運動は何度かあったようです。

20世紀に入ってからのつい最近でも「13ヶ月案」は国際連盟や国際連合などの国際会議で何度か検討されるほどでしたが、結局「まぁ、そちらのほうが理にかなっていることは認めるものの、グレゴリオ暦を変えるまでのことでもないだろう。」ということで保留されたまま、現在に至っています。

結局、グレゴリオ暦が多少の不都合はあっても、多くの人にとってそれほど使い勝手の悪い暦ではなく、改暦という大事業を起こすほどの気運や必要性がどうしても生じているという状況ではないから、ということで引き続いているのでしょう。

でも、月の満ち欠けや運行が私たちの肉体に密かに、でも多大な影響を及ぼしているのならば、そのサイクルにしたがって生活したほうが無理がないし、自然ではないでしょうか。

そのほうが自然に潜在能力も目覚めるような気がします。

この13ヶ月暦がなぜそれほどにいいのか、採択し、それに基づいて生活するとどのようなことが起こるのか、ということについてはちょっと長くなりそうなので、また後日お話したいと思います。

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