ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

レベル4課題 ~コンサルテーションシート~

2009-05-05 17:52:40 | オーラソーマ

ひょんなことから「リヴィングエナジー」というオーラソーマの雑誌が出ていることを知りまして、早速取り寄せました。

なんといっても「オーラソーマ・マガジン日本版」と書いてあり、オーラソーマ公認であることが「そりゃあ、読まなくちゃ!」という「~せねば!」という私のブルーの要素の部分に多分に火をつけたことによります(笑)

以前に授業で先生に、「いろんな本を読む必要なんてない、ってマイクは言うわ。本当に必要なのは、マイクが書いたほんの数冊の本だけだって。それを繰り返し読むことに意味があるのであって、惑わされないようにそのほかの本は手にする必要なんてないのよ。」と言われていましたが、それでも私はオーラソーマの気になる本や冊子があると手にせずにはいられないほうでした。

だって、仮に「あぁ、その情報なら授業でやったことでわかっている。」というものであったとしてもやはり人間ですから、教科書ばかり何度も手にするのは苦痛です。たとえ同じ情報であっても違う角度から述べている本などで新鮮に感じたいのは人情ってもんじゃないですか。

ただでさえそんな私が、ちゃんと正式にオーラソーマ社が認定している雑誌ならそりゃあ、買わなくちゃ!と思うのも無理からぬことでしょう。


雑誌には、いろんな目からうろこの情報が載っていました。

たとえばそのひとつが今私が取り組んでいるレベル4の課題について、です。

レベル4には論文と60症例のコンサルテーションシートを出すことが義務づけられていますが、特に目を見張ったのはコンサルテーションシートについての認識です。

オーラソーマのレベル1~レベル3までを習った先生には、最後にレベル3の授業が終わったときに若干今後の流れについての説明は受けました。

そのとき、レベル4のコンサルテーションシートについては、

「以前は、書いてあればOKっていうレベルだったけれど、最近は厳しくなったみたいね。結構、ちゃんと目を通してるみたいだし。でも、この記入のことでレベル4自体の合否が左右されることはないみたいよ。」と聞いていました。

だけれど、その記事にはコンサルテーションシートの重要性がとうとうと述べられていました。

まず、その重要性についてこう書かれてありました。(以下抜粋)

レベル4ワークに関しては、アイリーンも相当厳密に審査をしており、コンサルテーションの記録は、特に念入りに問題がないかチェックしています。クローディアもコンサルテーションがきちんと行われるためには、記録がなによりも重要だと述べていました。(その流れでレベル1終了時にコンサルテーションの記録を3枚、レベル2終了時に同様に3枚という現在の規定ができたわけです)残念ながら、日本では、コンサルテーションの記録が若干軽んじられている傾向があります。』

ふむ。まあ、ここまではごもっともな話です。

そもそもプラクティショナーとして認定されるためには、ペーパーテストに受かるとか規定の授業をただこなすとかいうよりも一番大事なことはクライアントと向き合ったときにちゃんとまともなコンサルテーションができるかどうかなのですから。

軽んじられていた背景のほうがいけないことですよね、はい。

ここから記述はより具体的になっていきます。

60件のコンサルテーションは、数をそろえればよいというものではありません。例えば、1日で10件以上のコンサルテーションを行ったような記録を見ることがあります。常識的に考えて、これはコンサルテーションとして不適切であり、プラクティショナーガイドにしたがい、コンサルテーションはひとり1時間を目安に行われたものを記録としてカウントします。練習会や展示会などで短時間、かつ1日で多数の人間に行われたコンサルテーションの記録に関しては、追加のコンサルテーションの提出を求めることがあります。また、記録が明らかに捏造されたもの、またはその疑いが極めて強いものが提出された場合は、論文合格の機会を喪失しかねませんので、記録は正確に記載することが何より大切です。』

ま、これも言っている内容としてはしごく当たり前というかごもっともなことです。ただし、それは「常識的に言って」とか「まともな感覚に従えば」ということであって、学校でははっきりと「1時間のコンサルテーションの症例でないと認められない」とは教えてもらいませんでした。

この記事で記されているように、練習会や展示会などで短時間のコンサルテーションを行った場合や、1日に何人も行った場合のものが認められないとわかっていれば、生徒だって最初からそんなものは提出しないはずです。

憶測でいえば、知っていれば日時を改ざんするだけで認められるような単純なケアレスミスであれば、そのくらいいじるくらいの知恵は誰だって働くでしょう。でも正直にほんとうに行った日時で10人もの症例を出してしまうのは、それがいけないことだとはその人も、その人の出身スクールで教えられなかったからに他ならない、と思います。

こういうところが親切じゃない、っていつも思うんだってば!

さらに私が驚いたのは次の記述。記述はより具体的になってきます。

これまで提出されたコンサルテーションの記録のなかで、完成度の高いものは、その場の状況がいきいきと伝わってきます。3原色の計算がきちんと行われており、ガイドラインにそったプロダクトが推奨され、プラクティショナーが説明した点が過不足なく記入されています。また、継続してコンサルテーションを受けているクライアントの記録は、まさにひとつの物語のようにクライアントがオーラソーマによって変容していくのが手に取るように分かる内容となっているものが多いと感じます。』

つまり、コンサルテーションシートで一番求められているものは、「基本を大切にしたうえで、その場の状況が活き活きと伝わってくる表現」であったわけだ!

これは驚き!

だって、先生にはずっと「コンサルテーションというのはその場だけに漂う空気感というかライブ感が大切なもの。だからこそ生の言葉を大切にしなければいけなくて、クライアントにコンサルテーションシートを渡すことなんて意味ないのよ。」と言われてきたからです。

だから、私はずっと自分なりの顧客名簿となるようなものの個人情報と一緒に自分なりのコンサルテーションシートを作ってコンサルテーションのプロセスも記入したものを保管していますが、それを作っておいたうえで、アザイアクトに提出用のコンサルテーションシートにはいずれレベル4の提出の時期がきたら写せばいいや、くらいの気持ちでいたのです。

でも、このコンサルテーションシートの位置づけが「基本を大切にしたうえで、その場の状況が活き活きと伝わってくる表現」であるならば、その重要なプリンシパルについては言っておいてほしかった。

逆にそれさえ言っておいてくれれば、そうか、ではなるべくその新鮮さを失わないうちにコンサルテーションシートに記入しなくてはいけないな、という気持ちになったはずです。

一番驚いたのが、「継続してコンサルテーションを受けているクライアントの記録」と言う部分です。

確かにこの記事があらわすように、いかに活き活きとクライアントとかかわっているかの生の状況が手に取るようなシートが求められているならば、それは同一人物がオーラソーマを知って、どんどん変容を遂げていく様子がわかるもののほうがいいでしょう。

けれど、これについては、私ははっきりと先生に言われました。

「60症例については、あくまで60人分ということであり、同じクライアントのものが2回あっても2人分ということにはなりません。」と。

いったい、どうなってるの!?


そして、さらに言えばコンサルテーションシートには確かに「3原色の計算」を記す部分があります。

それについてもこの記事では、『3原色の計算は、コンサルテーションで色の流れを見ていく際に必要不可欠な情報ですし、3つの傾向を見るときにも用いられます。』とありますが、「必要不可欠な情報」とまでは私は思っていませんでした。

実際のコンサルテーションでも3原色の含有率がこの人の場合特異に偏っているな、と思った人のものは気になって計算してコンサルテーション中にも伝えたりしますし、人類の歩みの歴史ともいえるブルー→イエロー→レッドの流れもその話に準じたカタチでなにかしら現れた場合の人には言いますが、そうでない場合では格別取り上げません。

この記事を読んだ今でも、その自分のやり方が間違ったものとは思っていませんが、それほどに「必要不可欠な情報」というなら、コンサルテーションの方法を習う初期の段階で、「いい? コンサルテーションの際には、必ず3原色の割合も伝えなくてはだめよ。」と教えてほしいものですね。

先生を責めるわけではなく、ティーチャーにも多分、こういった情報は徹底されていないのではないでしょうか。

まだ、あります。

コンサルテーションシートの記入欄にはボトル、ポマンダー、クイントエッセンスの何を薦めたか、その理由も記入する欄がありますが、これについても私は大して重要性を感じていませんでした。それこそ「覚書」くらいのつもりでいました。大体の人に1度目であれば、教わったとおり、2番目のギフト&チャレンジボトルをお勧めしますし、逆にクライアントの話を聞いて「う~ん、この人には2番目よりよほど3番目のボトルをお勧めしたほうがいいな。」とするのは不遜なことだ、ぐらいの気持ちがあったのです。

けれどこの記事では、『クライアントがプロダクトを選ぶ際のガイドは必要であり、コンサルテーションの中で推奨するプロダクトはガイドラインでは○○(これがサイエンスの部分)、コンサルタントの経験からでは○○(これがアートの部分)となるべきです。』とあります。

そもそも試験の選考基準で「アートの部分」というような、同じ事を聞いても全員が一致した受け取り方をできないような表現を使うこと自体をやめてもらいたい、と思いますが、これを見るかぎり、プロダクトの推奨については科学的な意味ではこれになるけれど、私があなたをコンサルテーションした限りではこれになるわね、というような推奨の仕方を奨励しているわけですよね。

びっくりしました。

この記事を書かれた方は、実際にレベル4の審査員の一人の方です。(それは、記事の最初に出てきます。)

そのような方がプラクティショナーの推薦図書であったり、アザイアクトが正式に発行しているわけでもない民間の雑誌にこういった記事を書いてもいいのでしょうか?

はっきり言って、この記事を読んだレベル4受験者と読まない受験者ではアドバンテージが違うと思います。

これが、買う、買わない、あるいは読む、読まないはプラクティショナーの自由意志にまかせるけれど、アザイアクトとしては一応全員に行渡る意志のある記事として紹介はしましたからね、その情報を取りに来るか来ないかはあなたたちの自由です、ならまだ話はわかりますが、ちょっと違うんでね~の?というのが実感です。

いわば、東京大学を受験しようとした学生が、いろんなガイドブックや参考書を探していたら、そのなかに実際に現役の試験官の人が受験のコツと言うようなものを書いた図書がひっそりと存在していた、というようなものではないでしょうか。


いつも私はアザイアクトの体制については、文句ばかり言っていますが、この雑誌の別の記事では、欧米の方々はプラクティショナーの人たちがドンドン直接クラウディアたちに自分の意見をぶつけているのだな、ということがわかるところがありました。

それは昨年の9月にオーラソーマのトレーニングシステムが少し変わったときの話でした。

当初のクラウディアの計画では、プレゼンターコースを6日間に、プラクティショナーは登録してから3年以内にレベル4を終了することを義務化するというものだったらしいです。

それについて、ヨーロッパのティーチャーたちからは賛否両論の意見が続出し、かなりケンケンガクガクとなったようです。そして、実際にティーチャーたちの意見を取り入れてひとまず2008年の改定ではそこまでにはならなかったわけです。

どうも、日本ではオーラソーマ自体の裾野の広がりのスピードは他の国からみても引けを取るものではないようなのに、みなおとなしすぎるような気がします。情報は上から来るものをただ待っている、というような。

クラウディアやマイクだって、人間です。

もっとみんないろんな意見をぶつけ合ってもいいと思うんだけどなぁ。

もっと頑張って欲しいわ。日本のティーチャーたちに。




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